思えば街角にいつも、歌が流れていた。 許すやさしさ、生きる勇気、あきらめきれないこの高鳴り、あのひとこと。 すべてを語る甲斐バンドの純正ロック、ここに、新たに。 |
● トレーラーハウスで-[Dec.10.1999] | |
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2000年を目前とした1999年12月に甲斐バンドは突如息を吹き返した。 厳密に言うと11月の甲斐よしひろ飛天ライヴによる甲斐バンド復活だが、今まで関連の無かったeast west Japanよりのリリースで皆面食らった。 新曲「トレーラー・ハウスで」はその飛天で披露され幾つかのラジオ・オンエアを通し今ここに白日の下に発表された。 この曲にかつての甲斐バンドを見ることは出来ない、それは96年の「ティーンエイジ・ラスト」を聴いた時点で「現時点の甲斐バンド」として認識すべきが明確になっていたハズであるからで、過去の「匂い」を求めるなら新曲は要らない訳だ。 飛天のステージで既に耳に残ってしまった「誰にも見ることなどできない、2人だけのだけの夢を見るんだ」がこうやって落ち着いて聞く事が出来て、あの日の出来事が夢でなかった事へとまたバンドに出会えた事への感謝に今胸は一杯である。 カップリングの「安奈」はサブ?タイトルに「’99」と付きさらに「Millennium eve mix」と洒落こんでいる。 新しい展開への幕開けはTKとではなく、甲斐バンドで・・という事になるのかもしれない。 何となく可愛らしいような新ロゴには小さく「1999〜」と添えられている。 この「これから」の意味する事は??・・・・。 TV番組でのエンディングテーマに決定している新曲はこれから僕らに何をもたらしてくれるのだろう・・・。 じっくりとその育ち具合を見ていようではないか・・・。 |