泣ける。 '95年1月14日。日本武道館。この日だけの甲斐バンド復活4曲を含む全20曲、110分のドキュメント 旋律とヴォーカルで勝負したこのファイティング・スピリッツの威力を見よ! |
● SINGER-21st Anniversary Special Live-[1995] | |||
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宣伝文句の「泣ける!」のフレーズの通り「泣ける」ステージであった。 95年1月14日、会場となった武道館へは古くからのファンが駆けつけて久しぶりな武道館というステージに寄せる期待感も知れずと高まった感のある日だった。 この武道館の前に同じタイトル「Singer」を冠したライヴが三郷市文化会館であったが、今夜限りの甲斐バンド復活のパート以外は変化の無いステージでちょっとネタばれ状態であったのは残念だったが、皆が期待を寄せた「コーナー」は異様に盛り上がったのだった。 それはたった4曲で、ギターの大森さんは病欠、ドラムの松藤はスティックをアコースティック・ベース(というんか?)を持ち3人並んで「バス通り」を・・・。 甲斐はテレもあるのかギグパッカーで「これはお遊びなんだよ」とでも言いたいのか、ラフな感じのステージを披露した。 いや、決してラフな演奏でなく心に染み入る・・やっぱし、歌がいい。 バンドのメンバーがそこにいるだけで変わる空気をしみじみ感じると共に解散してしまったバンドへの熱い思いを感じざるにはおけなかった。 ヒストリー要素のセットリストでもあるが別な側面を持ってこの日のセットリストは組まれていた。 そう、ファンからのリクエストからだ。 会場外のグッズ販売のテント脇にはリクエストボードが掲げられこの日のセットリストを読む上で、あるいは今現在のファンが何を求めているのかが判る格好のボードであった。 自分のイチバン聞きたい曲として「マッスル」を希望はしていたのだが、意外な事にリクエストボードに載るような曲でなかったようだ・・・(T-T) まぁ、ともあれそんなアニバーサリーな(20周年という区切りにやらないのも甲斐らしい)ライヴは新旧取り混ぜてバラエティ豊かでつかみ所の良い楽曲が並び歌、曲のよさにあらためて感動をしたライヴでした。 そんな感動をパッケージングしたこのビデオはファン必須アイテムになろうかと思う。 DVDリリースになりました。[2008/9/17] |