Guitar's

Ibanez PS10LTD

PS10 catalog 長年(1979年当時から)の想いから20年も超えここに来て所有することが出来ました。当然、欲しいと思っていたのでPS10であり、昔で言えばIC1100モデルだったのですが、こいつは90年代に発売された豪華モデルのリミテッドで、ポール自身もRevenge Tourなどでバリバリと使っているモデルですね。

そもそも最初にIbanez(当時の呼び方はイバニーズでした)からシグネチャーモデルとして発売した際に、無理すれば買えたんでしょうね・・・EG600は買ってましたから、でも倍くらいの価格だったと思うけど。
近年、PS10が復刻されたのもあり79〜81年辺りのモデルがオークションや中古市場に少量ではあるが出回るようになってきた感じがあるが、この頃の個体はバインディングがボロボロになっているものが多いので、今更当時のオリジナルモノが欲しいという意識はあまり無かったりする。
ステージでポールが操るギターそのものが手に入ると思うと喉から手が出る程に欲しい・買いたいという欲求が起きるのは当たり前の話ですが社会人になる頃にはKISSとも離れていた時期もあるので、こうしたギターを欲しいという欲求からも遠ざかっていました。
KISSに回帰するキッカケはKISS&Iの95年辺りに書いてあるので、割愛しますが1995年にノーメイク・キッスの来日公演に行き、ステージ上では相変わらずPS10を操り縦横無尽に走り回る姿を見ると共に、忘れかけていた「あの欲求」がふつふつと沸いて出てきたのです。
しかし、もう結婚して自由に使えるお金もそうそうはなく、ギターをそれも20万近いものを買うというのはちょっと無理な話でそのまま時間だけが過ぎる状況でした。 が、しかし結婚10周年、何か買っても罰は当たるまい・・・そう自分に言い聞かせながらコツコツと貯めたお金でPS10を買うぞ!!と決めて1年・・・。
しかし、いざ買おうとしたらモノが自分の購入希望範囲を超えていて、なかなか手中に収めることが出来ません。
ようやく13万近い金額で出物が見つかり決心して購入を決めるも、一歩遅く売約済みとなり、失意の底に沈んだのでした。
PS10LTD Top 暇つぶしに「中古 ギター」のキーワードで見つけた全国津々浦々のギターショップサイトを巡るコト数時間。
ようやっと1本見つけましたが、PS10IIで金額も高い個体でした。妥協して買っていまうかなーと葛藤しましたが、どうしてもテールピースやブリッジが廉価感が溢れすぎていて見送り。
20年前にエースモデルを買った楽器屋Iのサイトで在庫リストを見るもやっぱりありませんでしたが、目についたのが「希望商品送信フォーム」だった。ダメ元で希望を送ってみるか・・・その思いが逆転劇を生みました。
なんとその日のうちに「PS10LTDあります」の返事が来たのです!!速攻で押さえメール(笑)。 まだインターネットでの購入や、メールでのやり取りに若干の不安も感じつつも、翌日在庫場所への確認コールでようやく実感が湧き週末店舗に出向き買いに行きました。

PS10LTD Head
今までスタジオで友人のPS10を貸して頂いて弾いたコトがあるのですが、手の小さい自分でも何とも言い難い弾き易さがあったギターです。
今回手に入れて喜び勇んで弾いてみた訳ですが、レスポールモデルより薄くジャンボフレットのお陰かクッキリ音が出ているように感じました。
記念品の置物にはせずにちゃんと自分のモノとして弾きこんであわよくばもっと上手くなりたいし、弾ける曲も序々に増やしていきたいと思います。
証明書
で、このギターには嬉しい事があって、付属の証明書には・・・。

「PAUL STANLEY PS10LTD CERTIFICATE OF AUTHENTICITY」

This Document certifies that this guitar,serial number xxxxxxxx is a genuine PS10LTD PAUL STANLEY LIMITED EDITION model guitar.

After bustin' my butt with Ibanez to stay true to the spirit of the original PS10,I know we've created what for me is the ultimate rock'n'roll guitar,The PS10LTD.

とある訳ですよ!!。Ultimate、もう究極な訳ですね。
Paul Stanley Signature しかもこの証明書にはポール直筆のサインが入っているコトなんですが、最後のフレーズ "NOW PLUG IN AND START PLAYIN' "(プラグを入れてすぐ弾け!)というのが何ともポールに言われているかのようで何よりも嬉しいです。
1995年の中古ながらまったくの新品レベルで手に入れられた嬉しさもさることながら、こういう証明書が付いているのはファン冥利に尽きるというか・・感激もひとしおでした。
本当に大事にしていきたいギターです。

このギターを買ってからスタジオにはいつもこのPS10LTDでプレイしてきました。
そうこうするうちに綺麗だったゴールドパーツもくすんできてしまい、パーツの再メッキ処理やパーツの交換を行いました。
▼詳しくはWORKSの方にまとめてありますので、よろしかったらご覧ください。