Guitar's

FERNANDES ZO-3C

ZO3Cの最終形 全体的にペイントしたい衝動にかられながら、好みの深いブルー故の抑制が効いてボディの最小限の加工で収まり、ペイントは最後まで行わなかったZO-3Cです。
元はゴールドパーツでカバードピックアップなルックスで殆どお気に入り状態でした。
トーン回路を増設してボディ裏はザグリ、バッテリーケースは蓋が壊れたのを機にねじ止めにして、確か秋葉原で売っていたディストーションキットを組み込み、もともとあった電源スイッチを3路スイッチにしてノーマル/ディストーションを切り替えられるようにしたのが最初の大きな改造でした。
当時まだ珍しい青色LEDを赤目の後ろに置いて、ディストーションが掛かった時は青目になるというギミックもあって、いい仕上がりだったわけです。
しかし、結局歪ませたところで大したヘヴィさもなく、いたずらにピックアップをスーパーディストーションにしてみたら、フィードバック掛かりっぱなしで使い物にならなかった瞬間もあったりで、暇になるといじくっていたギターでもあります。
そんな愛着があるZO-3Cですが、いよいよ2019年初頭に手放すことにしました。
このように芸達者などのようにアーム付きのギターにしてみたものの、アームを使ったプレイもそこそこ出来ない中で無用の長物になってしまった感がありました。
旅立ち前夜みたいな感じですが、最後の雄姿を改造ポイントと共に記録に残したいと思います。
アバロンインレイに改装 最初に紹介するポイントはドットインレイだったところを、アバロンのスクエアな貝のものに替えた状態です。
インレイの改装はジーンのパニッシャーで手を付けて以来、結構やってましてPSM10でドットからPS10と同様のアバロンのミックス型のものにサイズ感を合わせて替えて一層に自信がついた感じです。
ドットをスクエアにっていっても、円の直径がスクエアの大きさとあまり相違なく、彫刻刀でちょっとエッジを作ってあげたらぴったしハマッてくれました。
写真を見てくれればわかりますが、単純なスクエアではなく四葉のクローバーのようなスリットが入っているお洒落なインレイです。
この辺り正確に溝を切り出す必要などなく、エポキシ樹脂に黒を混ぜて埋めてしまっています。
固まった後に変面を整えるとこんなに綺麗になってしまうんですね、感動です。
ちょっと変わって見える箇所はこの写真からでも見えてしまうのですが、次に紹介するのは象さんのお目目です。
青い目でかつスイッチになっていますよ 何に使うわけでもなく、何気に千石電商で手にしたスイッチなんですが、車で使うにはちょっと大きすぎて使い道がないので、次に頭をよぎったのはこのZO-3の目にすることでした。
この部分は当初よりの赤目のLEDからクリアボディの赤に裏側に青のLEDを置いて透過させていた使い方を長い間してきたのですが、さすがに飽きてしまい単純なPower On/Offだけの単機能になりますが、青い輪っかお目目になるのがすごく良くて改装したんですね。
ちょっと高級感も出たりしてとてもいい感じに仕上がっています。
ただ、ボディの都合上、実はスイッチは固定されていません。ほぼ動きませんけどね・・・。
ヘッドにはロック機構を・・・ 最終形のコンセプトがゴールドパーツから「ブラックに変える」だったので、ペグも調達してストリングガイド、ロックナットも統一。
まずは恐る恐るナットを外し、スケールが変わらないように位置に気を付けながら指板を加工し、ロックナットを取り付けました。
意気揚々に弦を張ったはいいのですが、ナットにテンションが掛からず浮いてしまい使い物にならず、慌ててブラックのテンションバーを探し手に入れてナットにテンションがかかる位置としてこの場所に取り付けました。
この辺りは完全なる「ドシローと作業」で恥ずかしいところですが、思えばこの頃は完全に見た目勝負な出来栄えを目指すようになっていました。
アームを付ける。ボディに貫通穴をあけるよ トレモロアームもブラックをチョイスしていますが、調達する際ちょっと先方にミスがあって、思わぬところでいい状態の品物が届きました。
ここで問題なのは、通常のスプリングでは長すぎて使えないので、フェルショップでZO3用のスプリングセットを買う必要がありました。
その後、それでもザグリが足りないらしくちょっと長かったので、スプリングをカットして長さ調節しましたっけ。
わざわざフェルショップで買わなくて良かったじゃん!っていうオチですよ。
ピックアップもなんだろう、何かに替えてますね・・・これ何のピックアップだかもう忘れてしまいました。
しかし、パーツが全てブラックで締まって見えますね、やはりベストチョイスでした。
背面 背面はアンプ/スピーカーが収まる部分の大きな穴の他、バッテリー/コントロール部、そしてトレモロのカバーというようにザグった跡が結構すごいですね。
で、裏を向けても目があって・・・というような恰好にしているんですけど、この目にあたる部分は何かというとノーマル/ディストーションの切り替えスイッチです。
上の写真ですとディストーション回路のゲインコントロールとマスターボリュームになっています。ゲインが真ん中の透明のつまみの部分で、通常のボリュームがマスターのようになっています。。。確か(^-^;;;;
この様にZO-3Cを購入して十数年。最後の姿はこのようにブラックパーツに置き換えられた渋井ZO-3になったわけです。
長い間、楽しませてくれてありがとう&楽しかった、さようなら![2019.2.9]