2004 - 2005 |
Aerosmithとのジョイントツアーは8月から実現し、ツアー最終近くにはジョー・ペリーがポールのブーツを履いてKISSと同じステージに立ち、"Strutter"を共演というぶっ飛んだニュースもある中、遠い海の向こうで行われているライヴで伝え聞くニュースや見てきた仲間の話で盛り上がるに過ぎなかった。 KISS来日の噂は昨年来日していくらも経たないうちから巷では囁かれていた。エアロとのツアーの延長で来るのか?、別なジョイントバンドを率いて来るのか?、単独か?もはや贅沢と思えるような頭の悩ませ方をして過ごした。 あぁ昨年の今頃はKISS来日のニュースに沸いていたっけなぁ・・・と思い出していた頃、再びEric Singerが自らのバンドを引き連れミニKISSエキスポをやらかすらしいと話が舞い込んできた頃、BURRN!ではポールとエアロのジョー・ペリーが表紙を飾り、「CD「KISS SYMPHONY : ALIVE IV」に続き、DVDもリリース!快進撃を続けるKISSは2004年、どこに向かおうとしているのか?」というタイトルを付けられたポールのインタビューが掲載されていた。 そして何よりもポールとジョーが表紙を飾っているのだ・・・これは来日目前の証ではないのか??と思ってたらあっという間に来日発表!! 今度は何のツアーなんだよ!!という思いを他所にどんどん話は決まっていった。 そんな中でもロックジェットなるロック雑誌はKISSの特集が組まれ、武道館に加え大阪城公演のチケットも発売になった頃、ようやく名古屋も・・というタイミングでなぜか金沢公演が決まってしまった・・・なぜ?(^_^;; UDOサイトでWebオーダーが行われたが11時から始まったオーダも一気にアクセスが増え、毎度のサイト動作不安定な状態が暫く続き予約確定まで2時間ほど掛かってしまう程の人気。KISS人気も馬鹿にならないのだ。 チケットも発売されジーンがソロアルバム関連のプロモート来日を果たす中、なんとあの伝説となっているNHKの「ヤング・ミュージック・ショー」(以降、YMS)が再放送されるという我々にとって大ニュースが飛び込んできたのだ。 しかも番組は「NHKアーカイブス」という往年の優れたプログラムを最新の技術でリマスタリングされ放送している番組で紹介される格好となるのだという。 YMSは正味50分のプログラムであるからして、NHKアーカイヴスの番組放送時間の80分のうちの残り30分はどのようになるのかも興味深々だった。(実際にはNHKらしくきっちりとソツなくコンパクトにKISSを紹介して見せたのは素晴らしかった)。 復元された映像はマスターテープ(2inch)ではなく、どこかに保存されてあった3/4インチテープからのリマスタリング作業だったとの事で、画像的にはくっきりクリアというワケにはいかなかったが、Boot慣れしてしまっているARMYには大した問題ではなかったと思う。 この放送を受けて巷でKISS来日に向けて、ふつふつと熱き情熱が沸き起こっているのを感じるのであった。 今回のツアーは"ROCK THE NATION TOUR"というツアータイトルで、蓋を開けたら皆驚きの選曲で楽しませてくれた。 詳しくはLive in Japanで触れているのでココでは書かないが、直前にオーストラリアで行われたIN YOUR FACEでの選曲に期待を持ちながら、どの様な展開を見せてくれるのかに毎日ワクワクして武道館に通った。 今回はさすがに名古屋、大阪までは行けない・・・と思っていた中、金沢公演まで決まってしまった。余計に行けない・・・・ これにはびっくりだったが、仲間内では昨年亡くなったARMYさんが呼び寄せたんだってことになっている。金沢在住のARMYさんも居たしね・・・日本海側のARMYさんは行きやすかったんで同じライヴを体験出来た事は本当に良かったと思っている。 個人的には初日の武道館でやってくれた"TEARS ARE FALLING"にずいぶん感動したんだけれど、ポールの体調は悪かったようで全体の出来も悪かった日だった。 ツアー全体では面白い展開ではあったんだけれど、選曲に違和感があり今ひとつノリきれずに終わってしまった感じは残ったかもしれない・・・消化不良みたいな感覚だったかなねぇ。 それでもこのメンバーの演奏の安心感ったらないなー、心配もなしで何が飛び出るか判らないサプライズを期待出来る。 今後のKISSはもうこのメンツでいいよなぁ・・・。 この"ROCK THE NATION TOUR"は結局日本を発った後、アメリカに戻って8月半ば迄続いたツアーになった。 意外に長く続いたツアーであったという印象がある。で、このツアーでお目見えしたのがINSTANT LIVEなる公式海賊盤だった。 プレス盤ではなくCD-Rでのリリースではあるももの、ライヴが終わってすぐにリリースされるというのは凄い時代になったものだと関心する。 まぁ生録りしてF・I/F・Oを施し、トラック割りして、ディスクに収めるという作業ならば出来ない事も無い。サウンド的にも幾つかのコンサートを聴いてみたがそこらの海賊盤以上の出来だろう。 KISSにとって一発勝負であれ不本意に海賊盤が流れ出すよりは、収益に繋がった方が良いと思ったのか? 同じツアーを幾つも購入するにも限度があるので、全部集めるって気にはならないシロモノ。 コレクターには目に毒なライヴ盤でした。 結局"ROCK THE NATION TOUR"はDVD化される・・・という情報を残した程度で静かに2004年は終わっていった。 2005年も恒例になっているKISS Mini Expo & Liveが1/29、30に開催された。 この時自分を取り巻く環境は厄年を迎え、会社の仕事も多忙を極める時期に重なり、目まぐるしく半年が過ぎていった。 (年明け早々1月から6月まで昇格試験だったのだ・・・) それでもKISS熱が冷めたわけじゃなく、2004年末からHARD ROCK CAFEでKISSのコレクターズピンがシリーズ化され、毎月発売する事となり買い揃えたいのを押さえて横目で見ている状態でいた。 その中でポールのピンで幾つか欲しいなと思ってしまって、定価でオークションに出品されているのを見て落札。 これが縁で福岡のHRC分は調整がつくようになった。友人にも協力してもらって、なんだかんだ色々買ってしまった 雰囲気的にEXPOがあるとその年はKISS来日・・・って何だかそんな気になってしまったりするのだが、さすがに3年連続は無かった。(2001年の印象がとても強いんだと自分で思う。思えばあれが日本での初EXPOだったんだよね。雪が大変だったよ。) 2月にはCanonからEOS Kiss Digitalという一眼デジタルカメラが新しくなって発売。このCMにKISSなKIDSが出てきて話題になった。 曲こそ替え歌ながら "I Was Made For Lovin' You"を「キレイに撮ってね」というメッセージとなってあのメロディーがお茶の間に流れたのだった。 メーキャップはまるっきりご本家そのままではなかったが、それが余計に可愛く仕上がっており、KISSのファン以外の目にも留まって注目を浴びた。こうした現象だけでもファンとしてはうれしいものである。商魂逞しいジーン社長はこの流れで来日したりしないのか?と思っていたのだが、さすがにそれは無かった・・・残念。 KISSの活動も大きな動きは無く、海外から聞こえてくるニュースは昨年のROCK THE NATION TOURのDVD発売というのがメインだった。 And Next Time... |