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UNMASKED

UNMASKED
  1. IS THAT YOU? (3'55")[McMahon]
  2. SHANDI (3'33")[Stanley/Poncia]
  3. TALK TO ME (3'59")[Frehley]
  4. NAKED CITY (3'49")[Simmons/R.Kulick/Castro/Poncia
  5. WHAT MAKES THE WORLD GO 'ROUND (4'14")[Stanley/Poncia]
  6. TOMORROW (3'16")[Stanley/Poncia]
  7. TWO SIDES OF THE COIN (3'15")[Frehley]
  8. SHE'S SO EUROPEAN (3'30")[Simmons/Poncia]
  9. EASY AS IT SEEMS (3'24")[Stanley/Poncia]
  10. TORPEDO GIRL (3'31")[Frehley/Poncia]
  11. YOU'RE ALL THAT I WANT (3'04")[Simmons/Poncia]


KISS  Paul Stanley/Gene Simmons/Ace Frehley/Peter Criss
Musicians : Tom Harper(Bass on 2),Anton Fig(All Drums),Vini Poncia(Keybords/Percussion),Holly Knight(Keybords on 2)
Produced by VINI PONCIA
Recorded at at The Record Plant, NYC, NY
Casablanca NBLP-7255
Released: 1980/5/20    RIAA:1980/7/30

Kob's Recommended:★★★★☆

[Notes]
前作でディスコビートに乗ったヒットを得たKISSはまたもVINI PONCIAを迎えてニューアルバムを作ることになる。
"UNMASKED"(暴露した)というタイトルは、この時期は心臓に良くないもので、このタイトルを聞いた当時のワタシは「あぁ、KISSはもうメイクを取って終わっていくのだな・・」とずっと不安に考えていた事が現実になる日を迎えるのではないかと・・・
が、KISSがそう簡単に終わるワケがなかった・・・。
しかし・・・しかしだ!終わらなかった・・・・でもそこにはかつてのKISSはカケラも残っていなかった。
ジャケットは良く言えばBeatlesの"Meet The Beatles"とでも言おうか、悪く言えばKISSらしさが無いもので、ジャケットの雰囲気のまんま軽くポップな感じで全体をまとめたこのアルバムは、前作を軽く凌ぐほどKISSARMY離脱を促進することになる。(促進度は勝手な判断だけど)
それでも逆に80's Popsの波のままKISSに触れて入ってきた新たなKISSARMYもいたことだろう。(後年にこういうファンが多い事に実は大変びっくりした。当時中学生とかだったら当たり前かもなぁ)
しかし、年代の違うKISSARMYの求めるサウンドは雲泥の差があるように思える、やっぱりどんどんファンでいられる意識が希薄になっていくのを感じることになるOLD FANであったのだ。

とはいえ個人的にこのアルバムは好きである。ポップだけど・・KISSらしさの何て言うんだろう、ハードさがないんだけど・・・そこにはやっぱりPaulがいて、あのヴォーカルがあることで後ろ髪を引かれつつKISSARMYで居たあの時期を思い出す・・・そんなアルバムなのだ。
一番のお勧めはKISSファンでなくても気に入ってもらえるのではないか?と思える"SHANDI"。
オーストラリアのライヴBootlegなどで見るこの曲はちょっとアップテンポで好みではないのだが、"Second Coming"の特典映像に含まれるリユニオン・ツアーでPaulがソロで弾き歌うテイクは素晴らしいので、ぜひ見て欲しい。
さて、アルバムの話に戻そう・・・My Best1を決めるとするとココは"Nacked City"に軍配をあげる。
Gene作品らしいベースの持ち上がった曲調なのだが、このベースラインは大好き。しかし何で邦題は直訳なんすかねぇ・・(^_^;;;(そんな感じで邦題がさっぱり頭に残らないアルバムでもある)
ノリ的にお勧めなのが"WHAT MAKES THE WORLD GO 'ROUND" なんだが、当時も今もこの曲を聞くと何とも物悲しい気持ちになってしまうのは何ででしょうか?別に曲にダブるような記憶は何もないんですが、曲調なんでしょうかね?何故だかずっとそうなんですよ。
リリース当時は「KISSらしくない」という意識が強くて、あえてプレーヤに乗らない事が多かった本作ではありますが、本質的にはポップな名作であると言えます。
それゆえのKob's Recommend評ですので、ここは毛嫌いせず・・・ぜひ聴いてもらいたいアルバムである。


[More infomation]

仮面の正体
  1. イズ・ザット・ユー
  2. シャンディ
  3. トーク・トゥ・ミー
  4. 裸の街
  5. 心のままに
  6. トゥモロー
  7. 魔性の誘惑
  8. 奈落の天使
  9. 傷だらけの素顔
  10. トーピード・ガール
  11. お前がすべて
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SHANDI

Anton Fig
Anton Fig 過去9年、米国の人気トーク番組「レイト・ショウ・ウィズ・デヴィッド・レターマン」のレギュラー・ドラマーを努め、この間に、マイルス・デイヴィス、スティーヴ・ウィンウッドなど数々の有名ミュージシャンと共演し、実力を発揮してきたアントン・フィグ。
彼はボブ・ディラン、ポール・サイモン、ミック・ジャガーなどとも共演、レコーディングするなどの超売れっ子ドラマ。
レコーディング前にKISSからPeterが脱退してしまった(真実はKISS[Gene/Paul]が解雇した)為に前作同様にアントン・フィグがドラムを担当している。
その為かドラムがテンポ良く聞けるのではないだろうか・・・(^_^;;;
AceがのPeterの後任へ押したいう動きもあったが、GeneとPaulに却下されるというエピソードもある。



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