Paul Stanley/Gene Simmons/Eric Singer/Tommy Thayer
Compilation Produced by Paul Stanley. Co-produced and Engineered by Greg Collins.
Recorded at Conway Recording Studio, Hollywood, CA
ROADRUNNER RECORDS:RR7805-5
Release: 2009/10/06
[Notes]
最新(?)録音によるベスト盤「地獄烈伝」によって、トミーとエリックとのKISSも公にメンバーとして認めたようなイベントの後、いよいよこのメンバーによるオリジナルアルバムがリリースされた。
とは言っても、日本盤でのリリースはならず輸入盤での入手となった。
まぁその流通に支障もなく、大した読み物にもならない場合が多いライナーノーツも不要なので全く構わない。
国内盤がリリース出来ないというパンチの弱さは悲しむべきかもしれないが、ファンがその音に触れる触れないとは無縁の話なので、自分はその事に多くの興味を持っていない。
さて、本作はなんとも豪華にCD2枚+1DVDというボーナス構成。(ボーナスCD、DVDが無いバージョンもある)
DVDが気になって3枚盤を買ったが、新作と地獄烈伝では余り旨味は少ない。かといってDVDもブエノスアイレス2009/4/5のライヴで編集されているもの。
今の時代プロショット映像で直近のライヴが見れてしまったりするので、フル収録でもなけりゃあまり満足出来なかったりする。
それでも綺麗な画像で安定したカメラワークのオフィシャルモノなので、贅沢を言ってはいけない。(しかし相変わらず南米のアーミーは熱い。ずっと歌ってるんじゃないか?)
さて、新作アルバムに話を戻そう。
ポールとジーンで仲良く3曲づつ交互に収録され、ポールの相変わらずのKISSっぽさとジーンのシンプルでノリの良い曲が続く。
特筆すべきは7曲目のエリックの初ヴォーカル作("Beth"は除く)の"ALL FOR THE GLORY"。これもノリが良くエリックの歌もいい感じだ。
個人的には続く8、9曲目はどうも好みではなくもっさりしていて、いまいちノレないんだがポールとジーンの交互収録になっている。
その後に一筋の光が・・・耳慣れない声。トミーです。
早くもトミーがヴォーカルを任される局がしっかりと収録されました。
しっかりとソングライティングにも加わり、正真正銘のKISSメンバーです。(今更ですが・・・)
エースでさえ初ヴォーカルのお目見えは"LOVE GUN"での"SHOCK ME"だったのに、この収録はホントにびっくりしました。
しかも軽快でキャッチーな曲でライヴでやってもいいんじゃないか?って思いました。いつまでもエースの亡霊の様に生き写しだけじゃつまらないでしょうし・・・。ま、それはそれでも見てて楽しいんですけどね。エースと違って危な気ないし(^-^;;;
ただ、エースの様なオーラや華が無いんだよねぇ・・・残念ながら。同じコスにメイクでもそこは違う、それこそエースならではなのでエースの存在はまったく否定しないです、はい。
最後を締めるのはやっぱりポールのKISS節。ソツなくKISSのアルバムが締め括ります。終わり良ければ全て良し!このメンバーによるアルバムも心配はしていましたが、蓋を開けてみたら良いアルバムを仕上げてリリースしてくれました。
今後の彼らにも期待していきたいですね。
このアルバムからライヴでどれだけ披露してくれるか、そちらも楽しみです。
[More infomation]
Bounus DVD
DVD:KISS LIVE IN BUENOS AIRES
- DEUCE
- DETROIT ROCK CITY
- HOTTER THAN HELL
- C'MON AND LOVE ME
- WATCHIN' YOU
- 100,000YEARS
- ROCK AND ROLL ALL NITE
xxx
インナージャケット
折り畳まれたジャケットを開くと一斉ではないがメンバーの顔が現れる。
エリックはCD部分になるので、透明はCDケースが上に貼り付けられている為こんな感じに見えてしまう。
KLASSICSとDVDはペーパースリーヴに直接差し込まれる格好になっている。
収納すると出すのが面倒になりそうなジャケットと言えるだろう。
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