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DESTROYER:RESURRECTED

DESTROYER:RESURRECTED
  1. DETROIT ROCK CITY (5'16")[Stanley/Ezlin]
  2. KING OF THE NIGHT TIME WORLD (3'22")[Fowley/Anthony/Stanley/Ezlin]
  3. GOD OF THUNDER (4'17")[Stanley]
  4. GREAT EXPECTATIONS (4'24")[Simmons/Ezlin]
  5. FLAMING YOUTH (3'00")[Frehley/Stanley/Simmons/Ezlin]
  6. SWEET PAIN (3'22")[Simmons]
  7. SHOUT IT OUT LOUD (2'51")[Simmons/Stanley/Ezlin]
  8. BETH (2'49")[Criss/Penridge/Ezlin]
  9. DO YOU LOVE ME (3'40")[Fowley/Ezlin/Stanley]
  10. Untitleed(ROCK'N ROLL DEMON) (1'27")
  11. SWEET PAIN(Original Guitar Solo) (3'19")[Simmons]


KISS  Paul Stanley/Gene Simmons/Ace Frehley/Peter Criss
Produced by Bob Ezrin
Recorded and mixed at Record Plant Recording Studios, New York City, NY
Engineered by Jay Messina and Corky Stasiak
Orchestration by Bob Ezrin and H.A. Macmillian
Remixed by Bob Ezrin with Justin Cortleyou at Anarchy Studios, Nashville, TN
Additional Engineering by Garth Richardson at Nimbus School of Recordings Arts, Vancouver, BC, Canada
Mastered by Bob Ludwig at Gateway Mastering
Reissue Supervised by Jeff Fura
Universal Music:B0016398-02
Released: 2012/8/21   
Kob's Recommended:★★★★★

[Notes]
どういうタイミングでこのアルバムの企画、リリースが決まったのかわからないのですが、これよりも前に「DESTROYER」だけSACD(スーパーオーディオCD)盤がリリースされたりと、KISSにとっては特別な存在であることは間違いないアルバム。
プロデューサーのボブ・エズリンはKISSに新たなスタジオワークの世界を展開して見せました。オリジナルアルバムは長い間耳に馴染んでいるので、このレザクテッド・バージョンを聴くとどうしても違和感があって聴こえてしまいます。
リミックスのせいか音はとてもクリアに聞こえるようになって、依然のオリジナルアルバムでは隠れて聞こえなかったような音が前に出てきています。
それがいいか悪いかは別で好き嫌いが分かれるところだと思いますが、オリジナルがリマスターされる程度で私的には十分だったりします。

"Detroit Rock City"は「Get Up!」の後に「Get Down!」と返す「DOUBLE PLATINUM」のバージョンのようです。中間のソロの後にも「Get Up!,Get Down!」とかも入ってるし。
これ好きになれないんですよね。元々「DOUBLE PLATINUM」用に下手にいじくって追加したリミックスだと思っていましたが、このアルバムで聴けるってことは、元々「DESTROYER」のレーコーディング時点で録音していたコーラスだったんですね。
やはり、オリジナルバージョンの無いバージョンがいいですよ、絶対。
"Sweet Pain"のギターソロはエースではなく、ディック・ワグナー(1943/12/14 - 2014/7/30)という人が弾いています。そしてこのアルバムにはエースが弾いているオリジナル・ギター・ソロ版が収録されていて、聴き比べが出来るんですがこれもまた耳に慣れてしまっているディック・ワーグナーのソロの方がカッコいいですよね。
エースっぽいなって感じも無きにしもあらずですが、後にも先にもKISSのメンバー以外が演奏している楽曲なんて沢山あるので、その辺りは気にはしません。

さて、このアルバム。致命的な不良があったりします。
"Flaming Youth"のイントロ0'05"辺りがすっ飛びます。これはImport盤やアナログ盤がこんなふざけた状態でリリースされているのですが、日本盤のCD(ASIN: B008VURGEY)は不良はありませんので、購入の際は日本盤をお勧めします。
日本盤の方はCD盤面がシルバーがかったレコード盤風でとても仕上げが綺麗です。Import盤はレコード盤の溝にあたるところが真っ黒なだけなので、さすが日本製センスが良いです。
SuperflyのCDがすべてそうなんですが、アナログレコードのレーベルを模した感じのCD盤面っていいですよね。このアルバムもかつてのカサブランカの古いレーベル(青っぽいレーベルで帽子を被った男の絵があるもの)になっていて、凝っているなと思います。
因みにImport盤はジュエルケース、日本盤は紙ジャケ仕様になっており、ブックレットが付いてきます。

最後にアルバムジャケットのアートワークですが、オリジナルと同様ケン・ケリーの作品となっています。
このアルバムではまだ"ALIVE!"時代のコスチュームで描かれていて、ライヴもDESTROYER TOUR(THE SPIRIT OF '76 TOUR)でオリジナルアルバムの新しいコスチュームに変わっているので、お蔵入りになりました。
KISSTORYに掲載されていたイメージはもっとざっくりとしたデザインで4人のポーズも異なるものだったのですが、ポーズはほぼ皆同じだしポール、ピーター、ジーンの顔はほぼ同じ、なぜかエースは描きなおされているように見えます。
背景の廃墟は炎があがった建物が明確に見え、メンバーは空中に浮いているような感じに仕上がっています。まぁジャケが変わってくれた方が間違えにくいのでこれはこれでいいです・・・(笑)

[More infomation]

地獄の軍団
  1. デトロイト・ロック・シティ
  2. 暗黒の帝王
  3. 雷神
  4. 地獄の遺産
  5. 燃えたぎる血気
  6. スウィート・ペイン
  7. 狂気の叫び
  8. ベス
  9. ドゥ・ユー・ラブ・ミー
    スウィート・ペイン(オリジナルギターソロ)
※トラックリストにはTrack.10以降のUntitleedの記載がなく、スィートペインもトラック番号を示されていません




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