□ Ibanez PS120BK | |||
2015年KISSがまた来日するというニュースと共に、ポールがIbanezのPS10モデルに戻ってきたという話が舞い込んできていた。 市販モデルも出るのだろうが、どうも高くなってしまうだろうし、手にすることは出来ないと思っていた。 案の定、PS10と名のついたモデルは40万近い値段になっていそうで、とても道楽では買えない。 その下のモデルはPS120BKというモデルだったが、特徴的な部分が異なっていた。 まずペグがGROVERタイプのメタルノブを持ったもので、ブリッジもジブラルタルブリッジではなく、テールピースも似てはいるものの斜めにスリットが入った別なものだ。 もっと細かい部分で言えばナットはIbanez独特のブラスを使ったハーフ&ハーフではなく、普通のナットだしトラスロッドカバーにサインがあるものの、どうやらプリントっぽい。 ヘッドのバインディングはひと巻きでちょっと寂しい感じ。ネックはセットネックでバインディングの巻き込み部分がボディ部止まり、当然ネックの仕込み部分も異なる。 とはいえ、ディテールは結構PS10ライクで、ポジションマークもパールとコンビで21フレットのポジションマークには「PAUL STANLEY」と書かれている。 LTDには「PAUL STANLEY」とは書かれていないので、クロームパーツにクロームミラーでのこの仕様にちょっと心奪われていた。 それでも値段的にはちょっと買えそうもないかなと思っていた矢先、113,000円程度と友人のfacebookの書き込みで知り、オーダー受付の報を聞いてあっという間にオーダーを済ませてしまった。 ブリッジは諦めるとして、マシンヘッドのパーロイドのボタンはどうにかしたいものだった。けれど、どうやって手に入れればいいのか分からない。 オークションで探してみるとメタルノブの同形モデルが出品されていたが、どうしても気に食わず見逃し。 あれこれ手にした後の対応を模索しているうちに楽器店から入荷の知らせが入って、どうやらファーストロットで手に入った模様だった。 いざ手にして見ると、先の違いが目立つものの持ってみるとLTDより軽く取り回しが凄く楽なギターで、普段弾き用に買ったはずのトミーモデルはギターケースに入ってしまった・・・・ ダンカンPUは鳴りは申し分なく、とりあえずこのままで・・・。 トグルスイッチはとてもスイッチングが出来るような代物ではなく、カチカチとしっかり止まる感じ。電源スイッチじゃないんだから・・・・ スイッチ自体も何だか長く見えてカッコ悪い。 ちょっと嫌になってきたが、やっぱり自分のモノにしたいので、内部の酷い配線をやり替え、シールドをしっかり処置してノイズを極力排除する事にする。 チープなボリュームポッドを手持ちのポッドに換え、キャビティには銅テープを敷きこみすべてを結んでシールド効果を高めてみた。 これいままでどのギターにも施してきた処置。 ノイズヘルのような塗料タイプの処置はもともとされているが、それぞれをアースに落とすような処置まではしていないし、完全に塗れているわけでもない。 なもので、シールドボックス化するために(PU部分はオープンではあるけど)銅テープを貼りこみ、キャビティ間はアース線を半田付けしてコントロール側でブリッジアースと共通化している。 同時にコントロール部分のポッドやジャック関係も交換してしまう。 配線も単線を使っているので、シールド線にしてごちゃごちゃしている配線ルートも綺麗にやり直す。こういうのって実は音に関わってくる大事なことだと思う。 PUはトミーモデルからスーパーディストーションを移植するか悩んだが、ちょっとイメージが違うんだよな。ポールも実際はダンカンを使っているようだし、実際サウンド的には足りないという事でもないので、今はこのままでいこうと思う。 それよりも今LTDに付けているIbanezのV7/V8を移植するか、また出物見つけて改装したいくらい。 友人に教えてもらって買ったあの時、何だかお金無くって余分に買うような思いも生まれず、勿体ない事した。 LTDは元のPUに戻してしまおうかな・・・でも今のルックスは最高にカッコいいしな・・・悩みどころ。 さてアレコレ弄りたい中でどうしても換えたいと思っているのは、前述の通り「パーロイドボタン」のマシンヘッドだ。 PS120BKの購入報告からfackbookで写真を公開していたが、フレイムスさんの書き込みにまさにこのマシンヘッドが3セットあるとあったので、急いでメッセージを送りブツの確保に走った。 もっと価格が高くなってしまうよなと思っていたので、良い値段で手に入れることが出来て本当に良かった。 翌日には振込完了し、即発送頂いて週末には無事改装する事が出来ました。 やはりこのルックス、最高です。 トラスロッドカバーはポールのサインがあるものの、プリントでイマイチなんですが、ここは自作はちょっと難しい所です。 ちょっと手はあるんですが、今は考え中です。 さて、かなり希望通りの仕上がりになってきましたが、もう一つ気になる所。 トグルスイッチのゴム台座とノブの形状だ。 PS10のトグルスイッチのノブはレスポールのような先端が丸いものではなく、軽いカーブがかかったフラットなもので、全体的にもスリムな感じのものだ。 そもそも最初につけられていたスイッチはクリック感が強く、スイッチングなんでとても出来るような代物ではなかったので、いの一番に交換したのだが、switchcraft製で操作フィーリングは良好なもののノブがインチサイズで合うノブが無く、元のクリームノブを付けてIC1100のような外観に・・・。 ノブは黒い方が好みなのでやはり変えたいんですね。 facebookで友人がオークションでホワイトのゴムが出品されていたとの情報をもらい、こういう時こそオークションだよなと思い立ち、探し初めて数日。いいタイミングでアッセンブリごと出品されている方がいた。 劣化具合が気になるが、問題なさそうな良品のようなので落とすべく残りの日数をカウントダウンするかの如く見守っていた。 最終日ラスト10分という所で動きだし、既にほかの入札者が札を入れているものの、時間的に見過ごしている可能性もあったので、上乗せして終了を待った。 無事300円乗せただけで落札出来たので、ラッキーだった。無事入手してスイッチを分解し、接点を磨いて組戻し古いスイッチではあったが、トグルスイッチはこいつを丸々使う事にした。 後はノブなんだが、これまた用意していた黒のボディを削ってスタイルを似せたものをつけようとしたら、ネジのピッチが合わず作業がストップ。このスイッチについていたのは木製?とも思えるようなくすんだ汚いノブだった。外してよく見ると重いしどうやらブラスっぽかった。 意を決してヤスリとルーターで削り出す事にした数分、結構良い恰好になった。 黒メッキをしたい所だけど、めっき液をこの小さな部品の為だけに買うのはしたくなかったので、ニッケルめっきをじっくりやって黒くしてしまおうとメッキ処理をしてみたが、こんな時に限って綺麗にピカピカのニッケルめっきが出来てしまった。まぁこれはこれでOKで・・・・。 ここからは細かい部分の修正です。 キャッツアイと呼ばれるジャックプレートが付いているんですが、どうも好きになれないので、四角いタイプに。 レスポールで使う真四角なのでは合わないので、ジャック部分が少し落とし込まれる成形プレートに交換、その際にジャックもswitchcraft製に換えました。 自分のシールドで使われるプラグがswitchcraft製なので相性は良くなると思います。 ネジ穴をあける部分がバインディングにかかるので、ちょっと躊躇いましたが元に戻す必要がないので良しとします。 これまた細かい部分ですが、ピックアップのエスカッションを止めているネジですが、安いギターにありがちな丸皿タイプの面が大きいタイプが使われています。 なもので、これを平皿タイプのネジに交換します。 エスカッションは換えなかったので、少し落とし込みが深い感じがしますが、まぁこれはこれでOKです。 他にはエンドピンをジムダンロップのロックピンに交換し、キャビティのカバーをアクリルミラーで作り直しして交換してあります。 ボディ裏を見るとIC1100のようなルックスになっています。スタジオに入る日が楽しみです。 [2015/6/7追記] 結局やっちゃいました・・・ ちょっと怖かったんですが、ジブラルタルブリッジを手に入れ(PS10LTDの交換部材として購入)、無理だと思っていたサスティンブロックも手に入れたので、何とかPS120BKに付ける事をずっと考えていました。 ボルト部分がちょっと考えものでしたが、上下とも同じネジ径だったので加工の目途がつき、ホームセンターでサイズを確認してM5で頭を落として長さが足りるものを購入。 メッキが出来るようにとスチール製のネジにしています。ステンレス製だと加工が難しそうなのもあって・・・。 途中の径が太くなっている部分は、ナットを3つ並べて半田を流し混んで連結し、ヤスリで角を落としてドリルに付けてヤスリで旋盤のごとく削りましたよ、意外によく出来てびっくり。 これで構成部品がそろったので、いよいよザグリをどうするかに集中していました。 知り合いの楽器屋さんにお願いするのは間違いがないのだけれど、深ささえ間違えなければ何とかなっちゃうと思いました。 今のブリッジを支えているアンカー位置もサスティンブロックのザグリ部分でカバーできてしまいそうなので、アンカーを抜いた穴から広げていく構想で・・・。 ザグリは毎度のルーターを使うんですが、この為に新しいビットを購入しました。荒目のヤスリ状のものですが結構ハードな感じで期待が持てます。 掘り始めが緊張しますがアンカーの内側を慎重にルーターを使って穴をあけていきアンカーを緩め、皮を敷いてニッパーをテコの原理で「えいや!」と抜きました。 で、想定通りのアンカーの穴が開いた訳ですが、ここからが緊張の時間になります。 もうアンカーの内側は穴が無残に開いているので、もう後戻り出来ないのでブロックの高さよりちょっと短い位置をドリルのビットにマスキングテープでマーキングして、適度に穴をあけていきます。 イメージでは削りながらドリルの刃先を慣らしていけばほぼ平坦になるかなと・・・実際はそんな簡単にはいかないので現物合わせで深さを決めていく事になりました。 楽器作りの達人が使っているような工具を治具を使えばあっという間に綺麗なザグリが出来るんでしょうけれど、ガイドを起こさないとならないなどの事前作業が必要になるので量産する訳でなければ結構無駄な作業が発生するんでしょうね・・・そんなのもあって、自分でやることにしたんですが。 第一弾でドリルの刃先まで平坦に慣らしましたがブロックを落とし込みするに至りません。微妙にどこが当たっていて落ちないのか分からないんですけど、中心がズレないように慎重に広げていきます。 無事ボディ面に落とし込む事が出来たので、ザグリ部分にタミヤカラー(!)で黒く塗り潰し、クリアを吹いて乾燥。塗装しているのに後からアース線用の穴をコントロールキャビティに向けて貫通させシールド線を通し、ブロックの方には5C2V同軸ケーブルを割いて網線を取り出して敷き詰めました。これにアース線を半田付けして共通アースにこれまた半田付けしました。 面平面を確認しながらブロックをネジ固定し、無事ジブラルタルブリッジをボルトで固定。 弦を張り直してチューニング、オクターブも合わせていい感じに仕上がりました。 さて、踏み込むべきかどうか悩んでいた部分にいよいよ踏込みます。 Ibanezギターでは有名なハーフ&ハーフとなるナット部分です。 Punisher Bassではブラスナットの制作に踏み込んだのですが、あれは造形が大きく形成し易いと思ったからでした。 ギターのナットは特に一弦なんて細い溝を掘るのには簡単にはいかないものだろうと思われたし、ナット形成の方法がちょっと難しいものに思えていたのでした。 で、何故踏み込んだかというと、既存ナットの流用の仕方に目鼻が付いたからでした。 ブラス板は2mmと決めていましたが、既存ナットをどういう風に2mm削るかが一番の悩み所でした。 本来は加工済のナット材とタスクとブラスの二つを用意して、2mmづつに薄くして張り合わせるという構想でしたが、得てして同じメーカーであっても同じ溝切りをしているかは不明なため、無駄を承知で材料をそろえる気になりませんでした。 で、既存のナット(削った感じどうやら牛骨)を生かして2mmブラスを足して、牛骨を2mm削るという方針は決まりました。 がしかし、カーブを描いたヘッド側を残し平面を出さないとならない側を削る構想でいた為に、踏ん切りが付かずここまで来ました。 楽天で2mmの真鍮板をポイントで賄い、目立てヤスリも買いそろえいよいよ加工します。結局ネック側の平面を活かしブラスを貼り付け面取りをして、ヘッド側を2mm落とすことにします。 ブラス板を切り出すのに労力を惜しみ、ジグソーを使って10mm x 40mmの大きさを賄えるように大きく切り出し、ナットをあてがって罫書をしてヤスリで削り出します。 瞬間接着剤でネットと固定をして、いよいよ弦の溝切りを行いました。目立てヤスリでは4-6弦のガイドになる溝を切って、後はドリル刃を使って丁寧に溝切りを進めました。 最低ラインは元のナットの平面位置を考え、何とかやりましたが悩みは1弦でした。結局ノコ刃を付けたルーターで掘り込み、先週ホームセンターで見つけたドリル刃セットに入っていた考えられないような細いドリル刃を使って思い通りのラインで溝切りを行えました。 最新の注意を払いペーパーがけで整え、ナットのハーフ&ハーフ部分を完全固定し、ギターにも厚みを4mmに整えてから固定しました。 心配していたチューニングの狂いもなく、ヘッド側で弦の振動がする事もなく、エッジが聴いたサウンドとなってくれました。 見栄えもいい感じになってくれて、もうこれ以上は弄る必要が無いかなという所まで来ました。大満足です。[6/20] そんな事を言いつつやっぱり気になるクイックチェンジ・テールピース部分。 厄介な事にずっとオークションでは今回のPS10で使用されているクィックチェンジIIIと同じモデルでゴールドのパーツが出品され続けています。 とはいえ、ジブラルタルブリッジの様にベースになるものがあって、課題は掘り込む部分だけというものに比べ、このテールピース部に関してはアンカーを引き抜いた後の穴埋めとボルト立てが必要になってきます。 このボルトを立てる方法がイマイチ分からず、一時はブラスを切り出しブリッジ同様にサスティンブロックのようなものを作って付けようかと思ったのですが、掘り込みの精度も要求されるので却下。 PS10LTDを良く見ると奥まった所にナット部分が仕込まれているように感じられます。ナットをこんな奥に仕込むには木工作業の最初にやらねば出来ないんじゃ・・・と混乱したんですが、色々調べると「鬼目ナット」というものが存在することが分かりました。 ようやくボルト立ての方法の算段が浮きましたが、元の部分は8mm、テールピースを止めている部分は5mmというのがオリジナルですが、上下でネジ径が事なるパーツをくみ上げるのは無理なので、5mmで行くことにしました。現実的にボディ直付けでテンションを変えるような事しないし・・・。 ネジなどの細かなパーツを揃えいよいよアンカー抜きから。ブリッジに比べこちらは結構簡単に抜けてしまいました。緩かったような感じ? さてこの後穴埋めしてしまったら後に引けません・・・という事で、考えが変わらないうちに作業を進めます。 固めの木材から丸棒を切り出して穴を埋め、元のテールピースの各弦位置を記した場所に合わせ、新しいテールピースの位置を割り出します。 正直ブリッジがほんのちょっとだけ6弦側になっているので、テールピースをそのほんのちょっとズラして付けることにします。と言っても2弦一本分位です。 クィックチェンジの構造上、センターに付けてしまうとダメなので、1弦側はブリッジと平行として6弦側が下がっている感じで位置を決定。 鬼目ナットは外径が7-8mmになるので、途中まで8mmで開けて7mmで掘り進みナットが深く行くにしたがって締まっていくように入口部分のみテーパー上にしています。 (この時1弦側の位置を失敗したので、再度埋め木をして穴を開け直しています。ネジ穴は瞬間接着剤を沁み込ませ固くしておきました) 1弦側のネットを締める際にコントロール部に繋がっているアース線の道に向かってドリルで穴をつなぎ、アース線を通しておきます。 心線を長めにむき出しにして鬼目ナットに接触するように締め付けて行きます。この時は六角レンチを使いますがテールピースを当てながら垂直を意識します。 無事テールピースが固定出来る幅にナットを埋め込む事が出来たので、最後の関門の埋め木の処理です。 想像通り後処理にてこずりましたが、まぁ目立たないのもあってよく見れば荒が見えてしまいますが、まぁいいでしょう。 無事、クイックチェンジIIIが付きました。これでバィンディング以外はPS10と一見見分けが付きませんよ、たぶん。[7/11] ↑Page Top | |||
□ Epiphone Tommy Thayer "Spaceman" Les Paul Standard Outfit | |||
Gibsonのレスポールはその雰囲気だけで良い気持ちにさせてくれるのだけど、ケースから出して弾くのも色々気を使っているので、スタジオなどでも気軽に使えるようなギターを一本あったらと思うようになりました。 レスポールといえば3PUモデルを見てしまう癖が抜けず、スタンダードが欲しいなとオクでEpiphoneで探していて落としたのがこれまたチェリーサンバースト系のスタンダードで、あまり見栄えが変わらずつまらない買い物をしてしまった。 それでもあれこれとパーツを組み換え、ノイジーだったのも無くなり見てくれも良くなって、これでイケるかも・・・と思ったが、何だかペタペタした音から抜けきらず改造心もこのギターではこれ以上盛り上がれず、遊びでギブソンヘッドに加工してインレイなども綺麗に処理したのだが、分解してしまった。 さて、サブギターの欲求は湧き出たままだったので、武道館モデルを探していた時と同じようにデジマートなどで中古あたりのトミーモデルを探す日々。 別に新品である必要はなかったので、程度が良ければ全然問題なし、ただし認定書はトミーのサインなどが入っているはずなので、それは欲しい。 結局、仕事に追われ通勤電車の中で気が付いた時に探してみていた。結構どこを探しても売り切れになってしまっている残像のページしかなく、ある日ようやく中古のモデルが見つかった。 もう細かなことは考えずポチってしまった。 トミーモデルに特別な思いがあるわけでは無い、普通のスタンダード例えばタバコサンバースト辺りの渋いカラーの一本が欲しいという思いはあった。 けれど、そういうスタンダードだとやはりGibsonってブランド感でないとちょっと嫌だなって、中途半端なミーハー魂が働いて手を出す気になれず。 ポールガ使っていたエクスプローラーのアイボリーモデルがあれば飛びついたんだけれど、これまたなかなか無い代物だった。 で、このトミーモデルはステージでもドンズバ?のモデルを使っているのもあり、良いかなと。それでも買ってすぐにトップハットのノブは好きじゃないので、スピードノブに交換した。ついでにマシンヘッドもGROVERの102Cに交換しようとつけてみるも、ストリングポストの長さが足りずでイマイチなので諦めた。 ここはいずれ交換出来たらなぁと思うが、このGROVER DELUXモデルはガタも無くしっかりしているのはちょっと意外な感じがしている。ただプラスチックのノブと華奢な印象がイマイチ。もう全然音とかどうのこうのでなく、ルックス重視なのであった。 シルバーフレークにボディは思っていたよりも黄色っぽい印象なんだが、光の当たり具合次第かな・・・。 サウンド的には特別足りない訳でもなく、このままで十分な気もするなかDimazioのスーパーディストーション慣れしてて、ちょっと違うPUをつけていたい気がする。 フロントはカバードタイプのままでいいやと思うので、いじる気もオープンPUにする気もない。 セイモアダンカンを使った事がないのだが、ブラックボビンでロゴが入っているデザインが良いなと漠然と思っているので、探してみたもののサウンドが好みなのかどうかが全然分からず手を出せずにいる。最終的にDimazioのスーパーディストーションのブラックボビンモデルに落ち着きそうな気がしているが、ここも焦らずに・・・。 さて、鑑定書です。 思っていたのより小さいです。PS10LTDのペーパーをイメージしていたので、A4サイズのバインダー位かと思っていたのですがA6位かと。 それでも作りはしっかりしていて、トミーのサイン部分とシリアルは手書きです。(シリアルは誰が書いたのか判りません) この他にトミーモデルのストラップと標準のストラップピンに引っ掛けるようなロックピンもどき(持ち上げると外れると思われるが、アイディア商品)がついて、シルバーのハードケースに収められたこのTommy Thayer "Spaceman" Les Paul Standard Outfitはパーツなどの構成からしてもお買い得なモデルであると思える。Epiphoneヘッドがまぁアレですけど、全体的には当初の目的を完全に達成出来るわけで文句がありません。 結局、毎度のShadow Tunerを付け、ジャックプレートをプラスチックのものから、金属プレート製に交換。ピックガードはアクリル板から切り出して作り直しました。 これまた色合いとか奥行が出るようにとスモークカラーで作ったんだけど、そのままじゃカッコ悪く裏をブラックアメジストを吹いたら単なるソリッドブラックに見える・・・横から見ると光が透けるんだけど殆ど判らない趣味の世界。 オクで落としたレスポールもそうだったんだけど、ローフレットがもうちょい薄いと好みなんだが・・・そういう感じだとGibsonの仕様が実にしっくりくるんだよな・・・それとPS10LTDも・・・。 結局、ピックガード、ボリュームポッド以外あれこれいじり倒します。 リアピックアップは悩んだ末、無難で馴染みのあるDimarzioのスーパーディストーションにしました。 フロントにはオープンになったGibson 498Tをつけていますが、リアのオープンに既になっているPUをフロントに移動させようとしたら、ケーブルが足らず。しょうがないのでフロントについていたカバードの同PUをオープンにしました。 498Tが気に入らなかった訳ではありませんが、何だかしっくりくる状態になりました。 こうしてあらためて見るとShadowのE-Tunerのエスカッションの大きさが判るんですが、普通に見ていると全然気が付かないんですよね。 スーパーディストーションの黒ボビンって初めて使うのですが、こうして見るとちょっと艶が無い感じの色です。もうちょっと黒く艶っぽいと周りに調和するんですけどねぇ。 さてここまで来たら、元の懸案事項であったマシンヘッドの交換に走るワケですよ。 ということでGOTOHのペグでストリングガイドの高さ調整が出来るモデルで、ボタンはGROVERタイプのスタンダードな構成で注文をしまして、到着を待っていました。 ストリングポストのトップが平らで何だか変わった感が出ていて良いです。 ストリングポストの高さは裏にある中央の穴に六角レンチを差し込んで、中にあるイモネジを緩め高さを合わせて固定するという仕組みです。 それぞれ適当ではありますが、テンションを考えて高さを決め固定し弦を張り替えました。 ギア比は18:1を選択したので、回しているのにあまり巻き取られない感じ。チューニングの時は非常に便利ですが、最初に張る時はちょっとまどろっこしいかな。 ヘッド裏のネジ穴の処理もあえてしないでおこうかと思いましたが、結局塞いでブラックに塗装してちゃんとしています。 GROVERの時の下側の穴が微妙に近い所にあり、塞ぎながらすぐ傍に新しい穴を開ける感じになりました。 最初から付いているブリッジはワイヤーで駒のネジを押さえるヤツで、稼働域も狭いやつです。 稼働域はそれほど気にしていませんが、ワイヤーで抑える仕組みはちょっと嫌で、振動して共振するんじゃないかと思ってました。ネットでギター弄りの方のサイトでもそういう風に語っている方もいて気にすると気になる部分なんだなと改めて思いました。 ちょうどPS120BKのブリッジを交換してこいつより稼働域の広くワイヤー止めではないタイプのものが余ったので、こっちに移植しようとしましたが、アンカーの軸となるのが合わずネジごと移植して無事収まりました。 PS120BKを買って出番の少なくなってきたこいつですが、これはこれでOKな結果となりまだまだいい感じで使えそうな気になっています。 ↑Page Top | |||
□ GIBSON Ace Frehley "Budokan" Les Paul Custom | |||
2011年、あのGIBSONからACE FREHLEYモデルのレスポールが発表されました。 Les Paul Custom Signd/Aged(50本限定:\1,725,150 → \1,380,000) Les Paul Custom Aged(100本限定:¥1,121,400 → \798,000) Les Paul Custom VOS(150本限定:\690,900 → \498,000) 実販売価格は数十万落ちているとはいいつつ、高くないですか・・・(-_-;;; で、狙いをつけたのがEpiphone by Gibson Limited Edition Ace Frehley "Budokan" Les Paul Customでした。こちらはリーズナブルで\79,800あたりが相場です。 それでも迷いに迷って半ばヤケクソになりながら、発売開始直近になってポチったんですが、そこから全く入荷の知らせがなく、3ヶ月を経とうとする頃、ショップから「入荷の見通しなし、キャンセル受付します」というメール。 そうこうする中入荷するかもしれないと、ほおっておいたんだけどサッパリ入荷する気配がなく、もう諦めていた頃、何気なくデジマートで「BUDOKAN」を検索して、このエピの入荷状況を見ようとしたら、GIBSON USAモデルが破格値で出ていたので即座にポチってしまいました。 もうあちこちで見ても売り切れ状態にあった、この廉価版はスペック的には劣るものの、エピの例のヘッド形状に悩むことなくがっつりGIBSONなので、そりゃ嬉しいです。 週末に入金して数日、いよいよ我が家にGibsonギターが到着。 ケースを開けた時の甘い匂いとボディの美しさに惚れ惚れしてしまいました。 エイジド加工に全く興味が無いので、このモデルは自分にとってベストチョイスです。 で、届いたのはいいんですが、まぁ新古品でしたので多少は気にしていたんですが、傷等は全く無い変わりにまさかのノイジーなギターでした。 弦を触ってもまったくノイズが減らないので、テールピースのアースが利いていないものと想定されました。 久しぶりにテスターをあちこちあててアースポイントと確認してみますが、ピックアップのアースやポッド類のアースは取れているものの、テールピースのアースは無い様子。 見た感じはボディーに入って行っているアース線はちゃんとポッド裏に半田付けされているんだけどなー。 で、このポッドと表面のテールピース部を当たってみると、まさかの導通無しですよ・・・ビックリ!。 ポッドに半田付けされているワイヤーでテールピースに向かっているものを、あれこれ押し込んでも導通が出ないので諦めました。 一時はテールピースを抜いてワイヤーを引き直そうかと思いましたが、表面の塗装を痛めては元も子もなく無理そうなので、長めのネジにアース線を付けねじ込んでいってテールピースに当ててアースが取れるように改修して、無事ノイズを消すことが出来ました。 徹底的にノイズを排除しようと、PUのざぐり部やコントロール部に銅テープを貼り込んで、全てをアースに落とすように配線をし直し強力なシールド状態にしました。 お蔭でかなりのノイズレスな状態になりました。 エースのオリジナルレスポールは3ピーストップだったり、スペックは全く違うものですが、こうしてGibsonのギターということ、曲りなりにもエースモデルである事で、満足度はかなり高いものになりました。 しかしフロント、ミドル、ブリッジの3つともDimazio SuperDistotionが付いているコトは、実は余計なことでフロント、ミドルはP.A.F付けてくれりゃいいのに・・・。結局Greco EG600PRから70年代のオールドDimazio SuperDistotionを換装して、フロント、ミドルはP.A.F(36th Anniversary:DP103)を買って交換してしまいました。見た目だけの為に無駄な出費をしているもんです。 特にミドルはチューナー専用のピックアップにしてしまったので、サウンド的に何にも威力を出しません。最も必要ありませんが・・・。 次いでこれは完全に自分の思いからですが、GROVERのマシンヘッドを102Cの18:1モデルに交換しました。(勿論、バンジョーペグに戻しています) このGibsonについていた14:1のモノはEG600PRにGROVERの102Cのペグで換装しました。 ボディバックのバインディングが無かったり、サンバースト塗装でなかったり、そもそも指板がRichliteと呼ばれる合成材?でとかく評判の悪いLes Paul Customモデルですが、Epiphoneモデルを買ってヘッド改造をしていただろうの結末から考えると、賢い選択だったと思います。 思いの他、ボディバックのバインディングが無い事に関しては、あまり気にならないです。勿論指板に関しても。 確かに木材じゃないよなーと思いますが、弾き心地を感じる程繊細なプレイヤーじゃないので、全く気になりません。 あれこれハードウェアの違いも気にならない訳ではありませんが、ジーンのPunisherを買ってアレコレ交換したいという欲求とは異なり、このLes Paulに関してはこれ以上の変更は考えられなかったです。 という割に、エースモデルに余計な事をしてしまっています。 それはSHADOWのチューナーの搭載ですが、そもそもEpiphoneを注文していたタイミングでこのチューナーも買っておいたので付ける気満々だったのですが、実物と合わせるとエスカッションの色が全く合わない。 結局エスカッション部を切り落としてユニットだけにして、リアエスカッションにテープ留めして、配線を繋げていないミドルPUに接続して余計なことにならないようにしました。 なもので、ボリューム位置に関係なくチューナーの電源を入れれば、いつでもチューニング可能になっています。 ただ、スタジオに持ち込んで友人が弾いた際に、右手腹をエスカッションに当てるプレイスタイルだった為か、都度チューナーが剥がれてしまいフラットなフィルムケーブルが断線するんじゃないかって冷や汗をかきました。 なもので、エスカッションには接着剤でしっかり固定することにして、今は無問題です。 ↑Page Top | |||
□ GRECO EG-600(Ace Frehley Model) '79 | |||
細かなスペックは判らなくなってしまいましたが、79年製のグレコ・エース・フレーリーモデルです。 型番で判る通り、当時EG800/EG600(PRって付いたような気がする・・)の2バージョンが販売されていて、800の方のトップは2ピースで600は3ピース。 チューナー・ペグ、ブリッジ、テールピースなどはゴールド・パーツを使用していた。 78年に同じ800/600のラインナップでクローム・パーツで発売されていたが、こちらの600はアーチド・トップの中は空洞だったという話もある・・・。(ちなみに79年製のこのモデルは空洞ではないようだ・・・) さて、高校に入った後でバイトして貯めたお金で買たEG600だが、エース本人がクローム・パールを使用しているのでチューナー・ペグ、ブリッジ、テールピースを交換したが、結構細かいトコに執着する性格が災いして、最初は無謀というか安易と言うべきか、プラモに使うモデルカラーのシルバーでネジ類の表面を塗っていました。 それもそれでみすぼらしく見えてきたところでもう一度ゴールド・パールに戻しました。 ただリアのピックアップだけはDimazioのSuper Distotionに交換してあります。 今思えば79年あたりのビンテージ・ピックアップという事になるのかしら・・・ 確かにヘヴィなディストーション・サウンドを聞かせてくれます。 95年のKISS来日の余韻でまたギターを引っ張り出して弾くコトも多くなってきて、ネットで知り合ったほかのKISSARMY達とスタジオ入りするようになって、さらに感化され今一度クローム・パーツにリファインしました。 と、思ったのですが昔のパーツが見当たらない・・・・(T-T) ようやく探し当てたが見つかったのはチューナー・ペグのみ・・・仕方がないので友人の助言も得てコンパウンドで磨いてその上にクリアを吹くという手段に行き着きました。 当初の思惑とは裏腹にコンパウンドで磨いただけでかなりの光沢(メッキ並)を得られ、コンパウンドに含まれている(?)油分でそこそこの水弾きはするものの曇ってきそうで怖いので助言どおりクリアを吹きました。 渇いてみると綺麗にピッカピカに仕上がり文句のないルックスになりました。 それからもうちょっとホンモノっぽく・・と調子をこいてピックガードを自作、コントロール部後のパネルも若気の至りで滅茶苦茶だったのを綺麗に復活させてあげました。 ピックガードの方は以前何かで見たスタンダードのピックガードをミドル・ピックアップ部分をくりぬいた感じのモノです。 この辺も友人の影響ではあるんですけど、こだわる方ってそういうもんだな、やっぱ似てるわ・・って思いました。 ただ自分には自作してまでみたいな根性が・・いや先に面倒臭がっちゃってそうしなかったんですね・・。 この頃のグレコはメーカーロゴ・インレイもGibson風で何となく気に入ってたし、ヘッド周りのデザインもホンモノに近くてよかったです。 アジャストロッド・カバーのプレートはもともとのは「CUSTAM」と縦に書いてあったものでしたが、リファインと同時にGibsonオリジナルのプレートに付け替えてあり、気分だけでもGibsonって感じです。 ヘッド脇、ボディ脇もサンバースト塗装がしてあって当時の写真で見るエースのギターはサンバーストではなく、チェリーレッドのベタ塗りだったように思えて、ヘッド脇だけは赤で塗っています。 実際のところどうなんでしょう????でも、いろいろこうしていじってみて楽しかったです。 全体的に見てトップの3ピース部分が惜しい感じはするのですが、長年傍にあったので愛着があって放す気にはなれません。 ↑Page Top | |||
□ Ibanez PS10LTD(Paul Stanley Model) '95 | |||
長年(79年当時から・・)の欲求とは裏腹にようやくここに来て所有することが出来ました。 最初にIbanez(当時の呼び方はイバニーズでした)からシグネチャーモデルとして発売した際に、とてもではないが買える値段ではなかったのでした。 いったい幾らだったのか記憶にないのですが最近の中古市場を見る限り貴重品になっているようです。 こまかなスペックはここで語らないまでも、ステージでポールが操るギターそのものが手に入ると思うと喉から手が出る程に、欲しい、買いたいという欲求もあったのですが80年代にKISSとしばしお別れをする様になった訳で(KISS&I参照のこと)そういう欲求からも遠ざかっていました。 先に書いた通り95年にノーメイク・キッスを見るとステージ上では相変わらずPS10を操り縦横無尽に走り回る姿を見ると共に、忘れかけていた「あの欲求」がふつふつと沸いて出てきたのでした。 しかし、もう結婚して自由に使えるお金もそうそうはなく、ギターをそれも20万近いものを買うというのはちょっと無理目な話でして、そのまま時間だけが過ぎる状況でした。 が、しかし!!今年は結婚10周年、何か買っても罰は当たるまい・・・そう自分に言い聞かせて(^_^;;;;;;;;;;;こつこつ貯めたお金の半分でPS10を買うぞ!と決めて1年、ようやくこの日を迎えることが出来ました。 さて、いざ買おうとしたらモノが自分の購入希望範囲を超えていてなかなか手中に収めることが出来ません。 ようやく13万近い金額で出物が見つかり決心して購入を勧めるもあえなく売約済みで一歩遅い状況におかれ、もう一度失意の底に沈んだのでした。 ちょっとの暇つぶしに翌日Yahoo!で「中古 ギター」のキーワードで見つけた全国津々浦々のギターショップのサイトを巡るコト数時間。 やっぱり、どこにも無いんだ・・・売れちゃうんだ・・・と思った矢先ようやっと1本見つけました。 しかし、購入金額を超えてさらにPS10IIでありこれまた違うなーって見送り。 20年前にエースモデルを買った楽器屋Iのサイトで在庫リストを見るもやっぱり「無し」・・・諦めかけてたその時目についた希望商品送信フォーム・・・試しに送ってみるだけ送ってみるか・・・その思いが逆転劇を生んだ!! その日のうちに「PS10LTDあります」の返事を貰い速攻で押さえメール!。 メールでのやり取りに若干の不安も感じつつ翌日在庫場所への確認コールでようやく実感が湧き週末買いに行った訳です。 今までも何回か貸して頂いて弾いたコトがあるのですが、手の小さい自分には何とも言い難い弾き易さがありました。 それも短いスタジオでの話ですから弾きこんでみないと判断出来ないのでしょうけど、印象はすごく良かったのでした。 今回手に入れて喜び勇んで弾いてみた訳ですが、レスポールモデルより薄くジャンボフレットのお陰かクッキリ音が出ているように感じました。 まだまだギターに自分の技量が追いついていない状態ですが、記念品の置物にはせずにちゃんと自分のモノとして弾きこんであわよくばもっと上手くなりたいし、弾ける曲も序々に増やしていきたいと思います。 鑑定書に書いてある文句は・・・。
最後のフレーズ "NOW PLUG IN AND START PLAYIN' "(プラグを今すぐ入れて弾け!)というのが何とも嬉しいです。 95年の中古ながらまったくの新品レベルで手に入れられた嬉しさもさることながら、こういう鑑定書が付いているのを思い出しサインが入っているというのがファン冥利に尽きるというか・・感激もひとしおで・・。 本当に大事にしていきたいギターです。 ▼ゴールドパーツがヘタってきましたので、金メッキパーツの再処理をしました。 ↑Page Top | |||
□ Cort GENE SIMMONS GS-Punisher-2 '11 | |||
2010年にCortっていうブランドからAXEモデルがリリースされたのは知っていたのだが、ジーンらしいシェイプには欲しいなぁとは思ってはみたが、現実論で座って弾けないだろうし、コレクターではないので弾かないモノを買うのは気が引けて見送っていた。 まぁジーンのベースモデルとしては70年代に使っていたダブルカッタウェイの鋲が付いているモデルか、ALIVE IIの頃のスペクターのモデルしか興味は無かったし、最近のモデルではノーメイク時代後期から使っていたPunisher位しか興味が湧かなかったのだ。 しかもベースを普通に弾きこなせる技量もないし、スタジオで借りて弾いたPunisherはとても弾き易いと思えるものではなかったし・・・何しろ道楽で買うには高いのだ。 そしたら今度CortからPunisher-2っていう廉価版がリリースされると友人から聞いて、チェックして見ると2011年5月リリース予定で予約受付中だった。 やっぱり欲しい気があるのだが、やはり弾けないものを買うのはちょっとなぁと・・・7,000円で手に入れた中古ベースとは訳が違う。 それでも頭の隅には残っていて、友人のCort Gene Simmons AXEを弾いた時に、「これは買うしかないかも!?」って思う様にもなった。 それまでiPhoneにiRigというツールを使ってAmplitubeソフトでミキシングをするのに、オンボロベースが何とか役に立っていたので、以前よりベースに触る事が増えたのである程度は弾けるようになった曲も増えていった事が更に後押しをしていた。 それでもまだ注文もしないで忙しい日々を送っていて、気が付けば既にリリースされている5月半ばになってしまっていた。 思い出した様にサイトをチェックしてみると、まだ予約受付中になっていた。そのサイトでは残り1台になっていたので、ナンだか「やばい!無くなる!」って思ってしまった。 結局、その晩自宅でさんざん悩んだ末に注文をして、この度めでたく手元に届いたのだ。 ビジュアルは文句無し(ヘッドのCortのロゴが邪魔かな)で、インレイがアバロンじゃなかったり、ピックアップがEMGとかじゃないので見てくれはちょっと違うのだが、大よそ問題なしな自分にしてみれば、必要にして十二分な製品。 ネックも思った程長く感じないし、オリジナルと比べてみてもスケールは変わらないようだ・・・スタジオで弾いた時のあの長さ感はナンだったんだろう?自分がベースに慣れてきているからかなのかもしれない。 ↑Page Top | |||
□ Greco GENE SIMMONS Custom Bass(Modified) '02 | |||
いつかはベースを・・・出来ればKISS的なベースをと思っていたものの、ジーンの使うベースは初期のグラバーとかを除くとカスタムベースが多い様な気がして、手が出せないでいた。 最近ではジーンシモンズ・パニッシャーというカッコいいベースを出してもいるが、ネックとボディバランスがすこぶる悪い話を聞くし、何より高値で手が出ない・・・。 自分がベース弾きならある程度の部分は目をつぶって買ってしまうのかもしれないが、ろくに弾けそうもなく高嶺の花という意識から単純に弾ければいいやと安値のベースにも目を向けるが、やっぱりちょっとはKISS的に・・・といつからかダブルカッタウェイのモデルを探すようになった。 一番ジーンぽく加工もし易い、飾り的にも誤魔化し易いかなと思ってのチョイスだ。 しっかり弾けるワケもないんであまり高いものを買って、いじって弾かないのではもったいないんで、それなりのものが欲しいと思いつつ、オークションサイトを探す日々。 まぁそんなに真剣には見ていなかったんだけど、ある日丁度いい値段でデザインもそれなり、何しろグレコ製でかなり熱望状態になった。 気になるのはヘッド裏に塗装にクラックがあるとのこと・・・ネック自体に影響が少なければいいが・・・・。 雨の日になったがこちらの都合に合わせてくれて会社傍で直接手渡しで受け取る。 持った瞬間の軽さは自分に丁度いいと思えた・・・スタイルも悪くない、どっちにせよ塗ってしまうし・・・(^_^;;; この辺の詳しい話は↓にベースの入手から完成に至るまでの制作レポートに詳しく書いてあるので、この手の話が好きな人はぜひ見て下さい。 ↑Page Top | |||
□ Felnandes ZO-3C '95 | |||
上の2本に比べるとトーンダウンしちゃうかもしれませんがKISSとは何にも関係のないギターでして・・・(^_^;;;;;;;;;;;;; ただリビングでちょっととかアンプに繋ぐのが面倒だしそれでいてちゃんとエレキを堪能させてくれるギターがあればな、って思ったら発売されてました・・・。 ルックスはネーミング通りZO-3=ぞうさん(象さん)で何ともセンスがいい。 最初はクロームパーツのやや可愛い系のギターしかラインナップされていませんでしたが、ウルトラマンなどのキャラクターモノやプレイや音にこだわった芸達者などと呼ばれるアーム付きのものは出るわ、昨今ではギターシンセ版まで出る始末。 コンパクトなギターでありながら普通のギターの値段をしちゃうのも何だかなって気もしますが、そういう様々なものが出る前に買ったものでして、自分で改造して音にバリエーションつけています。 秋葉原のパーツショップでディストーションキットを発見したことから回路内蔵を考えていじることにしました。 ボリュームコントロールしかない本体にトーン回路を組み、もともとの電源スイッチは3路回路にしてノーマル状態とディストーション状態の2ポジションを選択出来る様にしています。 その状態によってZO-3の目にあたるパワーランプも標準の赤だけでなくブルーに光る様にしてブルー状態をディストーション状態のランプにしています。 バックパネルにディストーションのコントロール部をセットしてかかり具合と音量を調整出来るようにしています。 また、はじめから搭載されていたピックアップからタップを出してシングル/ハムバッカーの切り換えが出来るようにタップスイッチも出しています。 ギターを弾きながら切り換える程真剣にプレイすることのないギターでしょうから、演奏時の操作性は無視しています。 また、上のレスポールに付いていたDimazio Super Distotionをこのギターにつけてたらどうなるかやってみたトコロ常にフィードバックしてるっつーか・・・使い物になりませんでした・・・・。 シールド繋いでアンプで音だせばそこそこ鳴るんでしょうが・・・そこまでしないもんねぇ・・・。 また、せっかくのアンプ内蔵ですので持っているマルチエフェクターを流用出来ないかと思い、Send/Return回路もつけました。 つまり、一旦外に出してエフェクターを通して戻ってきたのをアンプで再生するみたいな・・・ これで適度なディレイで効果を付けたり出来てとてもZO-3ではないサウンドを手にすることが出来ているのです。 まぁ、サウンドのバランスが難しいので大きな音では無理のようなんですが・・・。 今はこのギターは子供に自由に使っていいと渡しているので小さいうちから楽器に親しんでもらえればなぁと思っています。 ↑Page Top | |||
□ Felnandes ZO-3(E.Van Halen Model Painted) '95 | |||
これは完全にKISSから逸脱してて、かの有名なVAN HALENのペイントを模したヤツです。 元々赤のスタンダードなZO-3でしたが、ボディのあちらこちらにキズがあったり、一本持ってるのもあって普通のZO-3持ってても・・・という思いからペイントモデルにしようというコトにしました。 最初はKISS風にブロークンミラーかな?とかも思ったんですけど、そこまで映えるようなギターにならんだろうし、何か面白いペイントを・・・ペイントといえばVAN HALEN!。 単純ですがそう決めていつかやってやろうというコトにしました。 そしてその時が来たのです・・・・。 元が赤というコトもあって赤ベースの白黒ストライプかなって思ってたんですけど、塗る順から言うと赤は最後の方なんすね・・・なもんでんじゃどうする??でも、黒黄バージョンよりあの鮮烈なイメージはやはりこのカラーしかないと思いきり、色々資料を集め材料も取り揃え作業に掛かりました。 最初はスプレーが乗り易いようにペーパーがけすりゃいいかなって軽くやったんですけど、どうも気持ちが落ち着かない・・。 んで、結局全部剥がすコトにしました・・・・これがまた結構な塗装膜で(T-T)、思いきり荒いペーパーでガシガシ削り落とす感じで、丁度いいのでキズの部分も取り去るつもりで削っていきました。 下地がすっかりでていい感じになったんで、いっそこのままクリア吹いたらどうか?って思ったのですが、頭にあるEVHモデルのものが現実に欲しくなってしまったので、ペイントを実行!!。 真っ白に生まれ変わったZO-3はそれはそれで美しい感じになりました。 ここでも「このまま白いZO-3でもいいのでは・・」と思いましたが、それじゃ大してノーマルと変わらないじゃん!という事で、マスキングテープをおもむろに、そして深く考えながら巻いていきました。 スピーカ上にあるなんちゅうんでしょう不思議なマークも一応最近のEVHモデルwolfgangの模様を真似て再現してみました。 しかし、ペイント作業は素人なワタシ・・・とりあえずそういうマスキングとかの作業は知りながら・・・そして薄く何回も塗っていくという鉄則を知りながら、ドカンと厚く塗ってしまい、白は溶けるは、ダレるは・・・・みるみるウチに気持ちが萎んでいくので、思いきり一からやり直すことにしました。 一旦また下地を出してから白を塗り、ここまではそりゃ順調です・・・しっかり陰干しで吊るして乾かしました。 んで、マスキングテープでマスクした後に赤を軽く吹いてやります・・・・あれ?・・・・テープを貼ったトコも下地の白が溶けちゃうな・・・なんで・・・・???(T-T)。 どうも吹いたスプレーがマスキングテープを超えて溶かしてしまうようで、その後からはテープを2重に貼ったり色々工夫をしていきます。 一応マスキングも仕上がりを意識して、目玉のLEDやボリュームノブは白のライン上に来るように、スイッチ類もその上に来ることで逆に目立たせないように配慮しました。 そこで気になったのですが、上のZO-3と同じでディストーション回路を埋めこんでいるこのZO-3なんですが、今回は外してしまおうと思っていました。 で、ボリュームと電源スイッチの間に開けたそのディストーション用のスイッチ穴をどうするかが、最後まで決めかねていました。 最終的にはここにそのままミニスイッチを置いたのですが、ハムバック/シングルのタップスイッチにしてしまいました。EVHモデルから関係ないですけど・・・・。 ヘッド部分もマスキングして赤白黒に塗るつもりでしたが、やっぱりこっちも失敗をしまして一旦剥がしています。 その時まではメーカーのシール部分は残していたのですが、どうにもうまく残せそうにないので、もう面倒になってwolfgang風に黒く塗ってしまおうと思い立って、一気に黒を吹いてしまいました。 出来映えはいい感じでネックだけは一人前の見栄えになりました、最終的には空き缶にペーパーを巻いてこれまたwolfgangの様に丸く削り取って、ヘッドの周りのエッジを削り落として最終的にクリアを吹いて完成、美しい?カーブを描いたヘッドが出来あがりました。 ボディも幾度の困難を乗り越えクリアを吹き付け完成。 スピーカ部分もボディのラインに合わせてペイントしました。ちょうど錆びてる部分もあったので丁度良かったです。 全てのパーツを組み上げ、アンプ回路も元に戻して、ピックアップからタップを取りだしてスイッチを付けて完成。 でも、今は既にこのギターは手持ちになくオークションに出品、貰われていきました、達者でなー!! ↑Page Top | |||
Amplifier's | |||
□ Hughes & Kettner Tube Meister5/110 Cabinet | |||
かなり前になるがとあるスタジオでブルーに光る綺麗なアンプを使ってPS10LTDでプレイした時、とても思い通りの音が出たのがきっかけで大好きになってしまったアンプ。 憧れだったのだけれど、でかいアンプヘッドは買えないし買う必用もないしで手に入れる事はないだろうと思っていたら、雑誌の製品レビューにミニタイプのヘッドがあってびっくり!心奪われてしまいました。 コントロール部がブルーに光るコンボアンプは以前よりあったんですが、このパネルじゃないと意味が無かったので、このTubeMeister5は理想系でした。 純正のスピーカーキャビネット(TubeMeister 110 Cabinet)も同時に購入したんですが、デカくてちょっとデスクサイドに置けないので、Ibanezの中古アンプを買って一回音出ししただけでバラして、TM5/Headに合せた同社のスラントタイプのスピーカーキャビネットを作りました。 上に載せるとご覧の通りの見栄え・・・素晴らしい。これでライヴをするワケじゃないので、全然問題なし。 [2012/05] ↑Page Top | |||
□ Pignose | |||
よくこれでレコーディングしたとか、プリアンプ的に使うだとか聞いた事があり、興味はあったんだけど(デザインも含めて)ボリューム一発ってのもナンだかなと思って自分とは無縁な感じもした。 あれこれPCで宅録とかするうち、アンプ付きスピーカーが必要になってきて、ヘンな安いPC用スピーカーを買うよりは、何かこっちの方がいいだろうという事で衝動買い。 出力は自宅でボリュームを上げられない程あり、取扱い注意な感じ。 暫く使い、一時アンプ回路を抜いてHuges & Kettnerのヘッドアンプ買った時に、スピーカーキャビ代わりに使いましたが、勿体無いのですぐに戻しました。 今は隠居中・・・・・・・・・・・・・。 [2012/04] ↑Page Top | |||
□ Marshall G10-MKII | |||
何となく憧れるMarshallブランド。 とはいえ自宅環境でヘッドユニットにスピーカーキャビなんて置けやしないし、鳴らせもしない。(Marshallってフルテンで鳴らすのが常って事でアッテネータを間に入れて歪みはそのままで音量だけ絞って使うのだそう) で、同じMarshallでも2段スタックのミニモデルがあったりするんで、そういうのもいいかなーって思ったんだけどそこそこの値段するし、あんまり万単位のお金を賭ける程使い込まないかなーって懸念があってね、なかなか買うに至らなかったんだけどネットオークションで見つけて即入札!晴れて落札したMarshall。 形は昔持ってたRolandのアンプより小さいキャビだけど、「らしい」歪みを響かせてくれる。 Inputの脇にある「Boost」スイッチを入れるとギター直結でいいカンジのディストーションサウンドを出してる。 なにしろMarshallのロゴがそこにあるだけで圧倒的な存在感がある・・・。 ↑Page Top | |||
□ Fender Mini-Twin | |||
雑誌Playerのプレゼントで当たったもの。 狭い家でそれもそこそこの音で弾くレベルなんで充分な音を出してくれます。 こんなボディですがスピーカは2発入っており(あんまり関係ないか・・)9V電池対応、かつACアダプタも使える。 マスター・ゲインボリューム付きなのでそのままで結構な歪みを得ることが出来てとても重宝しています。 見た目はフェンダー・ツインリバーヴを模していてなかなかグッド・ルッキンなヤツです。 ↑Page Top |