IN JAPAN
KISS LIVE IN JAPAN
    1997 KISS ALIVE WORLDWIDE 1997 JAPAN TOUR

 Schedule

1/18 東京 東京ドーム
1/20 名古屋 レインボーホール
1/21 大阪 大阪城ホール
1/22 大阪 大阪城ホール
1/24 九州 福岡国際センター
1/25 広島 サンプラザ

 Member

Gene Simmons
Paul Stanley
Ace Frehley
Peter Criss

 Set List

1/18-Tokyo
Deuce
King Of The Night Time World
Let Me Go, Rock 'N Roll
Do You Love Me
Firehouse
Watchin' You
Shock Me
Calling Dr. Love
Shout It Out Loud
C'mon And Love Me
Cold Gin
I Stole Your Love
Love Gun
God Of Thunder
New York Groove
100,000 Years
Black Diamond
-----Encore-----
Detroit Rock City
Beth
Rock And Roll All Nite


1/20-Nagoya Paul Birthday!!
Deuce
King Of The Night Time World
Let Me Go, Rock 'N Roll
Do You Love Me
Firehouse
Watchin' You
Shock Me
Calling Dr. Love
Shout It Out Loud
I Was Made For Lovin' You
Cold Gin
I Stole Your Love
Love Gun
God Of Thunder
New York Groove
100,000 Years
Black Diamond
-----Encore-----
Detroit Rock City
Beth
Rock And Roll All Nite


1/21-Osaka
Deuce
King Of The Night Time World
Let Me Go, Rock 'N Roll
Do You Love Me
Firehouse
Watchin' You
Shock Me
Calling Dr. Love
Shout It Out Loud
I Was Made For Lovin' You
Cold Gin
I Stole Your Love
Love Gun
God Of Thunder
( vo. Gene & Paul ) New York Groove
100,000 Years
Black Diamond
-----Encore-----
Detroit Rock City
Beth
Rock And Roll All Nite


1/22-Osaka
Deuce
King Of The Night Time World
Sukiyaki
Let Me Go, Rock 'N Roll
Do You Love Me
Firehouse
C'mon And Love Me
Shock Me
Shout It Out Loud
I Was Made For Lovin' You
Cold Gin
I Stole Your Love
Love Gun
God Of Thunder
New York Groove
100,000 Years
Black Diamond
-----Encore-----
Detroit Rock City
Beth
Rock And Roll All Nite


1/24-Fukuoka
Deuce
King Of The Night Time World
Let Me Go, Rock 'N Roll
Do You Love Me
Firehouse
Watchin' You
Shock Me
Calling Dr. Love
Shout It Out Loud
I Was Made For Lovin' You
Cold Gin
I Stole Your Love
Love Gun
God Of Thunder
New York Groove
100,000 Years
Black Diamond
-----Encore-----
Detroit Rock City
Beth
Rock And Roll All Nite


1/25-Hiroshima
Deuce
King Of The Night Time World
Let Me Go, Rock 'N Roll
Do You Love Me
Firehouse
C'mon And Love Me
Shock Me
Shout It Out Loud
I Was Made For Lovin' You
Cold Gin
I Stole Your Love
Love Gun
God Of Thunder
New York Groove
100,000 Years
Black Diamond
-----Encore-----
Detroit Rock City
Beth
Rock And Roll All Nite





 in JAPAN 1997

地獄の狂獣復活!!

世界的動向として復活劇:リユニオンは殆どブームになっているかのようだった。
そして世界が待ち望んだリユニオンは我らがKISSのオリジナルメンバーのリユニオンだったようだ。

しかしエリック・カーの跡を受け継いだエリック・シンガーのドラムの元、しっかりとしたプレイで見せるKISSから聞かせるKISSに変化(進化)を遂げている彼らをまた崩してしまった良いものだろうか・・・。
KISSは再度オリジナルメンバーでの復活に賭けた・・・。
グラミーで公衆の目の前にLOVE GUNの時代のコスチュームに身を纏い現れ盛大なスタンディング・オベーションで出迎えられいよいよリユニオンKISSのスタート切った。
実のトコロ先にMTVの看板プログラムunpluggedで素顔ながらリユニオンを果たしていたが、現段階でのオリジナルアルバム"Carnival Of souls"をBootlegが出回るまでお蔵入りさせておき、さらにはブルース、エリックに有給休暇与え(伝えられている事として)オリジナルメンバーでのリユニオン・ワールドツアーを始めてしまう。
ブルース、エリックはそのツアー初段で自ら道を退き偉大ならKISSに花道を示した。

1996年にスタートしたこのツアーは1997年ドイツまで続きこの年最も金を集めたコンサートになった。
そのツアーがいよいよ日本にやってきたワケだ。


1/16に各メンバーは来日をして翌17日にTBSホールで共同記者会見。
ここでハプニングが・・・ポールのジャケットが会場に届かず記者会見が遅れる一幕・・・またエースは39℃にもなる熱があったどうで、モウロウとしている雰囲気だった。
18日、東京ドームでいよいよジャパンツアー皮切り!会場外にはマーチャンダイズ販売のテントが置かれ、その下の広場には4人の風船人形が騒然と立っていた。
会場の外は熱いKISSARMYでいっぱいで、中に入れば入ったでアリーナにコピーバンドの面々(Joked KISS)が闊歩、一時3塁側スタンドをも巻き込んで騒然となった。 そして会場が暗転、例のMCで幕が落とされ一発目は当然の"Deuce"!!。
またこの目で見ることが出来るとは思っていなかったあの狂獣どもがドームのステージを狭しと動いている。
やっぱりこの3人で並ばれてお決まりのフォーメーションをキメられると血が騒ぐ・・・、そして続く曲は"King Of The Night Time World" 。
エースがステージ脇でフィードバックを利かせている間にドラム両翼のアンプ群が立ち上がってきた(実はダミー)、KISSのステージが出来上がっていた。
我々の血を騒がせるネタはこの後幾つもあった・・・"Let Me Go,Rock and Roll"では"ALIVE!"バージョンで後半が展開され湧きに沸いた。
そしてラストのピーターによるシャウト!「Tokyo!who Loves you , Rock'n'Roll」もう興奮のルツボだった。
エアドームゆえ心配された火吹きだったが、"Firehouse"ではめでたくその炎を上げた。
またエースはそのソロで煙を愛機レスポールから噴出し例のソロをぶちかます。KISSの定番ながらの外してはならないお決まり事だ。
そろ後半でエースの放つロケット砲がステージ上のライトに当たってぶら下がりその凄さに圧倒される(実はこれも仕組まれてる)。
やっぱりKISSのショウは炎と煙とデカイ音なのだ。

"Cold Gin"ではジーンが1番、なんとエースが2番を歌うというサービスぶり。
エースはソロ時代に当然この曲をプレイしているが、こうしてKISSとして演奏する際に聞けるとは思っていなかったエースの歌声に観客は拍手喝采だ。
こうしてドームのライヴも無事終えていったわけだが、今になってはあの興奮の中どんなステージだったか、頭の中が真っ白だったりする。
結構好きなアーチストのライヴでも細かいところを覚えて後でレビューを書ける気にもなっているものだが、このKISSについてはもうこんな感じなんだ。
それが惜しいという気にもなるが、その瞬間確かに体いっぱい楽しませてくれたKISSに感謝したい気持ちでいっぱいだ。

ジャパンツアーは次の地、名古屋に移る、そしてこの日はポールのバースデー。
エースの持ち場である"2,000Man"で一旦ブレイク・・・・会場に向かって「今日はポールのバースデーだ」会場から沸き起こる「Happy Birthday〜」の歌にポールも照れくさそうにしていた。
セキュリティのアンドレらによってPS10型のケーキがステージ上に持ち込まれ無事お祝い終了。
このケーキはコンサート終了後バックステージで皆で食べたそうだ。
このステージの模様はビデオ「Second Coming」で見られるのでぜひ見て欲しい。
大阪公演の頃からジーンがヤバくなってくる・・・どうもツアー中盤以降はいつも・・という気がしてならない。
22日には"King Of The Night time World"の後に95年と同様に「スキヤキ(上を向いて歩こう)」をポールが最初ハミングして観客が歌うという場面が見られた。
続く"Let Me Go,Rock 'n' Roll"ではポールがボーカルをとることとなった。
これは後に続くジーンがメインな曲に通じる事で"Cold Gin"ではエースとポールが、"Shout It Out Loud"はポール、キメの"God Of Thunder"ですら、ジーンとポールでといった具合。
プロなんだからしっかり・・という意見もあろうかと思うが、セットリストですら各公演ガチガチの決まりものなKISSのステージにおいて、こういう外し技?はかえってレア度が高く評価される傾向にあるのも事実である。
エンディングの"Rock And Roll All Nite" ('97紙ふぶき)ですらジーンは参加出来ず、この日は"Calling Dr. Love"と"Wachin' You"がセットリストから消えた。
ステージングで"God Of Thunder"の際に火柱があがるなどはこの大阪公演のみだったが、逆にエンディングで紙ふぶきが降りなかったのも大阪公演のみという、レアづくめの公演であった。
この辺の模様はBootlegタイトル(CD)の"NOW AND FOREVER21"と"NOW AND FOREVER22"で確認出来るだろう。

1日おいて24日は福岡公演。
どれだけジーンが復活してるか・・いや、それ以下か・・と不安になったファンも多いと思うが、この日はジーンも復活。
メンバーそれぞれが絶好調な中ステージは進む・・・しかし"100,000Years"ではジーンがエースのソロ場面でコードを外した為エースのソロがガタガタになってしまうというハプニングがあったようだ。
25日の広島公演で最終日を迎える。
メンバーの体調も絶好調で絶大なる声援を受け多いに盛り上がったようだ。
残念ながらジーンの宙吊りなどは広島公演ではなく、セットリストも大阪公演と同じもの・・・。

こうした日本ツアーの中KISSは日経エンタテインメントという新刊の情報雑誌のTVスポットCMの撮影、ポスター撮りなど行っていた。
CMは2パターンあり、エースがヘッドホンステレオで日本のPOPSを聞いて「COOL!!!」というのだが、ジーンがどれ聞いても同じに聞こえる「WHY!!」とシャウトするCD編と、ポールがそこいらで見かける女の子の眉毛が細い事を話すと、またもやジーンが「WHY!!」とシャウトするという眉毛編の2本。
皆さんは見ましたか??シャウト後に映されるライヴシーンの後のと火吹きですが実はジーンではなく、ジーン役の最もハマっているトリビュートバンド「ALIVE」のジーンことスピロが代役としてやっている。
この辺の撮影風景も「Second Coming」で見られるの確認してみては?
来日後もしばらくKISSがメディアから流れ出る事が多く、しばし話題の元になっていた。

REUNION TOURはこの後LOST CITIES TOURも加え"Love Gun"でのポールのターザンばりのセンターステージへの移動などのショーアップなどもあり、ラストに向かってさらに華麗なショーを全世界に見せ披かした・・・。
このツアーファイナルはLondon Finsbury Parkでのステージで7/5であった。

これらの公演での主要なものはBootlegで見る事が出来るし、音源としても多くのものがリリースされている。
中でも1996年のMSG公演、SAN JOSE公演、ATLANTA公演などBootlegのビデオ、音源で後追い出来るので、つくづくいい時代になったものよのう・・と思える。
まぁ、Bootlegが良い悪いという肯定・否定の論議はするつもりはないが、海外の見に行ける訳でもないツアーが居ながらにして見る事が出来るというファン心理としてはありがたいことだ。
アーチストにしてみれば見せたくも無い映像を劣悪な音質や画像で見せびらかせてしまうのは堪らないかもしれない。
Bootlegで荒稼ぎをしている業者云々はともかくこの辺は理屈抜きで見ないと駄目かもしれないな。
ステージが終わるそばから店の陳列棚に新作で並ぶ様は不思議かつ時代の流れを見たような、そんな気もしたリユニオンであった。



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