IN JAPAN
KISS LIVE IN JAPAN
    2001 FAREWELL TOUR 1973-2001 JAPAN TOUR

 Schedule

3/ 9 横浜 横浜アリーナ
3/10 横浜 横浜アリーナ
3/13 東京 東京ドーム
3/16 九州 福岡国際センター
3/18 名古屋 レインボーホール
3/21 大阪 大阪城ホール
3/22 大阪 大阪城ホール

 Member

Gene Simmons
Paul Stanley
Ace Frehley
Eric Singer

 Set List

3/9 -Yokohama
3/10-Yokohama
3/13-Tokyo
3/16-Fukuoka
Detroit Rock City
Deuce
Shout It Out Loud
Talk To Me
I Love It Loud
Firehouse
Do You Love Me
Calling Dr. Love
Heaven's On Fire
Let Me Go,Rock And Roll
Shock Me
Psycho Circus
Lick It Up
God Of Thunder
Cold Gin
100,000Years
Love Gun
I Still Love You
Black Diamond
-----Encore-----
I Was made For Lovin' you
Rock And Roll All Nite


3/18-Nagoya
Detroit Rock City
Deuce
Shout It Out Loud
Talk To Me
I Love It Loud
Firehouse
Do You Love Me
Calling Dr. Love
Heaven's On Fire
Let Me Go,Rock And Roll
Shock Me
Psycho Circus
Lick It Up
God Of Thunder
Cold Gin
100,000Years
Love Gun
I Still Love You
Black Diamond
-----Encore-----
I Was made For Lovin' you
Got To Choose〜
Parasite〜
She〜
Makin' Love〜
Rock And Roll All Nite


3/21-Osaka
Detroit Rock City
Deuce
Shout It Out Loud
Talk To Me
I Love It Loud
Firehouse
Do You Love Me
Calling Dr. Love
Heaven's On Fire
Let Me Go,Rock And Roll
Shock Me
Psycho Circus
Lick It Up
God Of Thunder
Cold Gin
100,000Years
Love Gun
Forever
I Still Love You
Black Diamond
-----Encore-----
I Was made For Lovin' you
Hotter Than Hell〜
She〜
Parasite〜
Rock And Roll All Nite


3/22-Osaka
Detroit Rock City
Deuce
Shout It Out Loud
Talk To Me
I Love It Loud
Firehouse
Do You Love Me
Calling Dr. Love
Heaven's On Fire
Let Me Go,Rock And Roll
Shock Me
Psycho Circus
Lick It Up
God Of Thunder
Cold Gin
100,000Years
Love Gun
I Want You〜
Forever〜
I Still Love You
Black Diamond
-----Encore-----
I Was made For Lovin' you
Got To Choose
Parasite
She
Makin' Love〜
Rock And Roll All Nite


 Item

【大阪最終公演3/22のクラッシュギター】






 in JAPAN 2001

LEGEND NEVER DIE!!

2000年にKISSは来ると思っていたがまさかの来日延期。
この時は何だかモヤモヤした裏事情が伺えて、「ホントに発表しちゃっていいのかよ?!」って感じだったので案の定ぽしゃってしまって、やっぱりな・・・というものだった。(しかし大阪では既にチケット確保の為にウドーに並んでいた友人のことを思うと何とも・・・)
この時のスケジュールは広島サンプラザホール(11/13)、大阪城ホール(11/15,16)、名古屋レインボーホール(11/17)、東京ドーム(11/19)、横浜アリーナ(11/20:追加公演?)。
東京ドームしかアナウンスは無かったものの、こうしたフライヤーやポスターが刷られていたので、招聘側も最後の最後まで悩んでいた様子も伺える。
周りが落ち込む程に自分の考えは「KISSは必ず来てくれる、この日本に来ないでFAREWELL TOURを終えるハズないんだ」と強く思ってた。
年末にようやく来日が決まって年明け早々発表するという話を聞いていた。
そしてそれは現実のものとなった・・・1月はとにもかくにもチケット取りに奔走した。
リユニオンでも叶わなかったKISSARMYとのKISS ALIVE!、それの実現の為にチケットを押さえていった。
とりあえず東京、名古屋、大阪2Daysの4公演・・・・と思っていたがやはり追加公演が出てみると横浜のまず2日目を押さえ、結局横浜2Daysを押さえていた。
そう、福岡公演を除く6公演のチケットを手にしていた・・・、それは今まで体験していないKISSARMY達とのALIVE参戦のチケットだった。
もう明日からという時になってもKISS来日のニュースすらメディアに出てこない・・・「ホントに来てるのか?」と思わず疑っちゃうくらい、いざ姿を見るまで信じられないという感じだった。
ネットを通じた仲間からリハの風景やオフステージでの写真を見せてもらって「確かに来ているのだ!」と確認していよいよもって横浜公演でJAPAN TOURの幕開けだ。
その華々しい幕開けであるハズの横浜公演初日は観客席が散々な状況であった、そんな中でポールが一生懸命客を煽ってレベルメータを振り切ろうと叫ばせても何となくむなしい空気が流れるのは無理もなかった。
しかし、KISSの演奏はとても満足のいく内容だった・・・たぶんそれはエリックの参加によって持たされた結果だろう。
真相は定かではないが来日が決まりチケットも各地で売り出しされている最中に聞こえたピーター脱退のニュースは悲観的にさせるに充分なバッド・ニュースだった。
このニュースもnapstarでのチャットで海外のユーザーから聞かされたのだが、目を疑うというのはこの事を言うのか、というショックなニュースだった。
何よりもショックなのは連鎖反応でエースでも抜けたらたまったものじゃない!というのが本音だった・・・。
何しろピーター脱退?!のニュースの後すぐにエリックが日本とオーストラリアのツアーに参加しFAREWELL TOURを形成させるというニュースが入ったので、これで安心とはいえなかったのだ・・・。
ピーターファンには申し訳ないが、ピーターが抜けてもさほどその意味を深く考え様とは思わない、ピーターありきのKISSそうオリジナルメンバーという意識はあまり無かった。
でも、エースが居ないKISSにおいてオリジナルKISSは意味の無いものになってしまうだろう、そう感じていたしもし抜けてしまったらKISSは来日しないんじゃないかって思ってた。
それがしっかりと来日してくれて今まさに目の前にいるのだ。
セットリストで目を見張ったのが"Talk To Me"がまずあげられるだろう。
この曲をやるというのはスペシャルだろうと高をくくっていた横浜初日であったが、完全にセットリストに基づいたものと知るのは後半になってからだった(気がつけよ)
でも、FAREWELLだから何か特別なものを見せてくれるとは思えなかった。
KISSは確立したステージで今までやってきたバンドだ、AEROSIMITHのように会場毎にセットリストを換えて客を沸かせるなんて事は絶対しないのだ、と思っていたりするしそれが周知の事実だったハズだ。
だから、翌日のステージも東京ドームもセットリストが変るのはこの"Talk To Me"が差し替わるのだと考えていた・・・・。
でも、東京ドームで火柱が上がったり、ステージサイドに例のKISSの風船人形が立つ以外に真新しいものは無かったのだ。
それでもリユニオンの時と違ううねりを感じた。
リユニオン時と席もさほど変らないC15ブロック、しかしあのうねりはあの時とは違ったものだった。
盛り上がり的にはリユニオンの方が数倍上を行くメディアを巻き込んでの宣伝だったが、今回はこんな調子で・・・メンバーも揃えられず、UDOにはチケット払い戻しの抗議が後を絶たない風のまま迎えた日本公演で、このうねりは嬉しい誤算だった。
翌週思い切り弾ける為にこの日は出社したもので、スーツ姿でのドーム参戦にイマイチ気持ちも盛り上がらない風でもあったが、始まってこのうねりを受けたら盛り上がらないワケにはいかなかった。
"DEUCE"のイントロではポールが何度も弾き直しハラハラさせる場面もありながらも、全体に締まった感じのするステージで、"I Still Love You"の時のライトの演出とギターサウンドは胸に染み入った。
遠くに及ばない紙ふぶきを目で追いながらも"Rock And Roll All Nite" で終幕、FAREWELL TOUR前半の終了の時だった。
終演後KISSARMYと仲間の宿泊先ホテルでしばしの歓談、再会を約束して終電ギリギリでお別れ。

福岡公演を挟んでいよいよ名古屋。
そして、KISSARMYが福岡で得た「リハでレアな曲をやってる」という情報を得て迎えた名古屋公演だった・・・。
行きこそ一人で飛び乗った新幹線だったが名古屋駅で迎えてくれた知り合って長い音楽仲間と共に一路レインボーホールに向かう。
そこには既にウチのKISSARMY-Mailinglistの面々が集っているハズだった、到着してレインボーホールの目の前にある会館に行くと横浜、ドームで既に会って顔見知りになっているメンバーさんに含めて初対面なメンバーさんもいる。
こうしてこんなに自分の周りにKISSARMYが集まっているなんて、今まで想像もしてなかった事だった。
そんな仲間と共にレインボーホールに入ると中は思いの他狭くトイレに行こうにも混雑が酷くとても並んでいられない・・・仕方なく席に向かうと席を用意してくれた仲間が先に座ってて、思いのほかの絶好のポジションに新たな感動が・・・。
そうそこは丁度エースのお立ち台の真正面10列目。何かが起こる・・・そんな気がどんどん湧いてきたのも不思議ではなかったのだ。
でも、全席に空いた席にずらずらと来たのは外人さんの巨体だった・・泣きそうになるも開演直前に一番の巨漢さんは通路側に追いやられて(仲間内でも邪魔だったのか??)無事視界が確保出来てほっと胸を撫で下ろす。
ビールの回し飲みをした後例の曲(Won't Get Fooled Again/Rock Nation/Bad Moter Scooter)が流れやがて会場は暗転。
長い、長い間を挟んでようやく「You Wonted the Best!!〜」のコールが。うおー!!!!
さらに目近に降りてくるメンバーときらびやかな照明に目を眩ませながらこれが最初に見たという感じでショウに見入った。
特筆すべきは炎だった・・・ドームでも同じだったのかもしれないが、この日の火柱は特別なものだった・・・その熱さは'78年スタンドで感じた熱さの再現であり、何かを呼び起こすトリガーになっていた。
そういう嬉しいギミックの応酬にさらに油を注ぐようなコトになったのはアンコールからだった。
何かをやりたそうな気配を残しつつ"I Was Made For Lovin' You"が始まってしまったが、その後が・・・・。
そう、このジャパンツアーでスペシャルになったのはこのアンコールセットだった。
ポールが盛んに「One more?」と煽る、客には色々なリクエストがあったが始まった曲で爆発した。
なんと多分多くのKISSARMYがALIVE!でしかこの体験したコトがない"Got To Choose" だった。もう自分もこの大好きなイントロが鳴った瞬間に泣くとも笑うともつかぬ感情で傍の友人と手を取り合い、その場でジャンプしまくった。
残念なコトにそれはフルコーラス続けられる事は無かったが、次に飛び出たのは"Parasite"!!!
'95年の来日時に聞いたもののブルースによるある意味コピーな演奏は、そこに居るエースのギターとはやはり違うものになっていたし、オリジナルとしての演奏は感涙せずにおけないものになった。
(厳密に言えばドラムはピーターではないのでオリジナルとは言えないのだろうが、ピーターだったら演奏されてたか疑問でもある)
流れは"She"になり、この大演壇は何と"Makin' Love"で締めくくられた。
大きなどよめきを残しつつ"Rock And Roll All Nite"で大興奮のまま終演。
ようやく浴びる程降ってきた'2001紙ふぶきに感激し、ライヴ後のビールが美味かったのは言うまでもない。
名古屋公演ではジーンが「ラ・バンバ」のリフを聞かせ、それにエリックが乗っかり、メンバーも・・というジャムや、ポールが何度も「スキヤキ・ソング(上を向いて歩こう)」を歌わせるなど、かなりスペシャル度が高いステージだった。
最終公演地に至ってはさらなるモノが飛び出すに違いないとばかりに21日の大阪も自分的にかなりスペシャルなものであった。
入り口のもぎりの係員は全員メイクをしていて、気分は最高潮!!そしてシート、大阪の友人が苦労して取ってくれたシート、ジーン寄り2列目。
こんな場所で見れるなんて・・・(T-T)、ジーンが何度もペットボトルを踏みつけて水を浴びせられても「うわーい」と喜び、メンバーと目が合う雰囲気にも夢のような時間だった。
そしてそのピークは"I Still Love You"で起こったのだ・・・そう、あの重たいイントロを止めたかと思うと始まったアルペジオは"Forever"だ。
みるみるうちに目は潤み囁くようにポールに歌を合わせ動作に見入った。
この歌が聴けるなんて・・・これだけでも十分スペシャルだったのだが、この日のアンコールセットは"Got To Choose"に差し代わり、"Hotter Than Hell"が・・・ALIVE!の世界を十分過ぎる程体験出来て感無量なライヴになった。
まぁ、この日もフルサイズを聞けるわけでもなかったのだが、加えてくれた曲が何よりも嬉しかったので、大満足だった・・・ついでに席の下にフィールドコート(そう、3/18に来た頃はまだ着ててもおかしくない温度だったのだが、今となっちゃめっぽう春めいてきて何という格好?と思えるような陽気にこの数日で変化していたのだ)を置き忘れ、外に出てからまた入らせてもらって大阪城ホールの中をグルグルと駆け回ったのだった。
そして最終日、いよいよ泣いても笑ってもこのステージでKISS THE FAREWELL TOURはここ日本では終わる・・・一抹の寂しさを覚えながら会場脇のお店に借り切った部屋でメンバーさんと歓談の後いよいよホールに向かう。
何人かの友人とも再会を果たし向かうはアリーナ最前列、そう最終日はセンター寄りの最前列だった。
開演間際にどこかのアホ外人と連れのねーちゃんが衝立に陣取ってこのまま見てやろうみたいな空気だったんで、立ち上がって追い払いいよいよ最後のステージ。
何もかも初めて見るステージのように見る角度場所で形を変えるステージに戸惑いながら、毎回新しい感動を味合わせてもらった。
アンコールセットは名古屋バージョンに戻り、何とフルコーラスのサービス、そして感動の最終幕は最後の最後に・・・・
"Rock And Roll All Nite"でクラッシュしたポールのギターがふわっとこちらに・・・衝立の中に飛び込んだ隣の友人がゲット!夢は叶う!Rock'n Roll!!。
苦労して得たチケットだっただけに最後の最後にこういうスペシャルに恵まれ本当に嬉しく、楽しく、大感激の一週間だった。

その夜は仲間と飲み、深夜からは自ら演奏し朝までKISS三昧で感激で涙しながら帰京したFAREWELLでした。
こんな思いにさせてくれるバンドはもう自分には現れないだろう・・・ありがとうKISS、ありがとうKISSARMY・・・そしてありがとう我が家族よ。




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