2004 ROCK THE NATION TOUR |
5/27 東京 日本武道館★ 5/28 東京 日本武道館★ 5/29 東京 日本武道館★ 5/31 大阪 大阪城ホール 6/ 2 名古屋 レインボーホール 6/ 3 金沢 石川県産業展示館4号館
Gene Simmons Paul Stanley Tonny Thayer Eric Singer
5/27 - Tokyo 1st Night KING OF THE NIGHT TIME WORLD DEUCE MAKIN' LOVE I LOVE IT LOUD CHRISTINE SIXTEEN TEARS ARE FALLING WAR MACHINE LICK IT UP ALL THE WAY CALLING DR. LOVE I WANT YOU GOIN' BLIND 100,000YEARS UNHOLY SHOUT IT OUT LOUD LOVE GUN I WAS MADE FOR LOVEIN' YOU DETROIT ROCK CITY Encore GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU II ROCK AND ROLL ALL NITE 5/28 - Tokyo 2nd Night LOVE GUN DEUCE MAKIN' LOVE I LOVE IT LOUD C'MON AND LOVE ME COLD GIN GOT TO CHOOSE WAR MACHINE PARASITE SHE LOVE HER ALL I CAN CALLING DR. LOVE I WANT YOU 100,000 YEARS UNHOLY SHOUT IT OUT LOUD I WAS MADE FOR LOVIN' YOU DETROIT ROCK CITY Encore GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU II ROCK AND ROLL ALL NITE 5/29 - Tokyo 3rd Night LOVE GUN DEUCE MAKIN' LOVE CALLING DR. LOVE C'MON AND LOVE ME COLD GIN GOT TO CHOOSE WAR MACHINE LICK IT UP PARASITE SHE I WANT YOU I LOVE IT LOUD 100,000 YEARS UNHOLY SHOUT IT OUT LOUD I WAS MADE FOR LOVIN' YOU DETROIT ROCK CITY Encore GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU II ROCK AND ROLL ALL NITE 5/31 - Osaka LOVE GUN DEUCE MAKIN' LOVE CALLING DR. LOVE C'MON AND LOVE ME COLD GIN GOT TO CHOOSE WAR MACHINE LICK IT UP PARASITE SHE I WANT YOU I LOVE IT LOUD 100,000 YEARS UNHOLY SHOUT IT OUT LOUD I WAS MADE FOR LOVIN' YOU DETROIT ROCK CITY Encore GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU II ROCK AND ROLL ALL NITE 6/1 - Nagoya LOVE GUN DEUCE MAKIN' LOVE CALLING DR. LOVE C'MON AND LOVE ME COLD GIN GOT TO CHOOSE WAR MACHINE LICK IT UP PARASITE SHE I WANT YOU I LOVE IT LOUD 100,000 YEARS UNHOLY SHOUT IT OUT LOUD I WAS MADE FOR LOVIN' YOU DETROIT ROCK CITY Encore GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU II ROCK AND ROLL ALL NITE 6/3 - Kanazawa KING OF THE NIGHT TIME WORLD DEUCE MAKIN' LOVE I LOVE IT LOUD GOT TO CHOOSE LOVE HER ALL I CAN WAR MACHINE LICK IT UP PARASITE SHE I WANT YOU GOIN' BLIND 100,000 YEARS UNHOLY SHOUT IT OUT LOUD LOVE GUN I WAS MADE FOR LOVIN' YOU DETROIT ROCK CITY Encore GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU II ROCK AND ROLL ALL NITE
▼武道館公演告知ポスター ▼2004年紙ふぶき ▼ポールとトミーのピック 黒のピックがメイン、トミーのも黒ピック仕様がありました。 ▼ポールのサイン Thanx! Mr.Kaz ■武道館アリーナ席表 ■BEST MEMBERSアンケート結果 ■セットリストアンケート |
RETURN TO JAPAN!! 今度のKISSはナンだろう? この来日公演自体のツアーがわからん!という事で最初は昨年エアロとのジョイントツアーの時のツアータイトル"World Domination Tour"が'03-'04になっていたので、この延長か?と思ったら、エアロは12月のライヴでジョイント終了・・・ナンダ? 何はともあれKISSの8度目の来日公演が決定、東京、大阪、名古屋に加え何故か金沢で行う全6公演となった。 来日目前オーストラリア公演のスケジュールも出る中、いつの間にかKOLの2004TOURのページが"ROCK THE NATION TOUR"になっていてびっくり。 カラーも今までなかったようなブルー基調の写真だったりして、何か変わった事が起きそうな予感をビンビンとさせていた。 その予感はオーストラリア公演が始まってする現実のものとなった。そう・・・このメンバーならばなんでもアリなのだ。 セットリストは1st〜Revengeまでとソツなく幅広い・・・まぁ全てのアルバムから一曲づつというワケにゃいかないが、それも可能と言わんばかりの選曲幅を見せていた。 今思えばメルボルンでのセットリストは既に基本軸のものになっているのだが、特筆すべきはKISS IN YOUR FACEと銘打ったクラブ?ライヴのセットリストだ。
特別なライヴとはいえナンというセットリストだろうか・・・。 当然のハナシとして、この中から日本公演のライヴに挿入される可能性もあるという事で期待は膨らんだワケだ。 (ちなみに太字が日本公演演奏曲) こうしてみると殆どやってくれているのが判る・・・それにしても残念なのは"The Oath"や"I"というようにElderからの選曲。 ほんの1ヴァースにしろ生で聞きたいよなぁ・・・"Shandi"も相変わらずポールオンリーでやっているようだし、ここ日本でも人気のある曲なんだからやって欲しいよな。
どうだろう?どれも「聞きてぇぇぇぇぇ」と思うような曲ではないだろうか? どれもが聞きたい曲には違いないが、どうしてもこれ!と言うならば"Mr. Speed"を是非!!と言いたい所だ。 まさか今のKISSがこの曲を忘れずやってくれている事だけでも感動するのに、目の前で演奏されたら俺はどうなってしまうのだろう・・・。 まぁココは日本、出たとこで楽しむ他はないだろう・・・きっとエリックが加わって昨年以上に演奏力を上げて、上の期待曲も多数出てくるだろう・・・と思って当日を待った。 いつもはなんとはなしに「来日したー!」なんてニュースが事前に耳に届いたりしたんだけど、今年はそんなこともなくさらっと当日を迎えてしまった。 武道館についてアリーナ正面入り口に掲げられるKISSの看板を見ると「あぁやっぱりKISSだ」と改めて感慨深く思い、数時間後にまたあのショーが見られるという高揚感に満たされるのであった。 5時から始まったグッズ売り場も昨年にも増してマーチャンの数は多い気配・・・テディベアまであるぞ・・客層も幅広くターゲットにしているな。あそこでモノを見たら各世代でちゃんと購入意識になるブツが必ず一つはあるという(^_^;;;;;;;;;;;;;; Tシャツなど買いたい気持ちはあったのだが、4,500円は高いよね・・・涙をのんで(どうせKOLで買っちゃうんだろうけど)ブリンキーなんぞを買ってみる。 これ、実は昨年にもあったグッズでバージョンアップ品(個人比)、昨年はロゴの輪郭が周りの樹脂に描かれていてちょっといびつだったのだが、今年のは樹脂の中にある基盤に直接描いてあるようで、ナイスな出来栄え。 あとは当然の如くツアーパンフレットを購入・・・今回のは昨年のヘボパンフとは異なり写真集なみの出来。ショットはエリック以外は最近のライヴショットを使用し、エリックに関してはFAREWELL TOUR時のDestroyerコスのショットが使用されている。 (最近のライヴショットでCatmanの姿が遠目のショットはもしかしたらピーターかもしれない) レストラン内でMLのメンバーが集まり久しぶりの再会を楽しみヒートアップしたまま開演5分位前に会場入りする(遅いって!)。 会場に入ると既にWhoのWon't Get Fooled Againが流れてたりして、この気持ちの余裕さ加減はどこから・・・?と自分でもびっくりな状態。 この日はアリーナだったので見上げたスタンド席で南から西へ、南から東へと途切れることなくウェーブが起きては会場で大きな拍手が贈られた。 多分1階スタンドの人は何が起きているのか判らなかったかもしれない・・・初日の期待感がこういう場面にも現れていたようだった。 SEもRock Nation、Bad Motor Scooterとなりいよいよって段で会場は暗転。今までのパターンよか暗転は早く、どうなるのかと会場を見渡すと4面あるスクリーンにバックステージのKISSの面々が映し出される。 マネージャーのドクが先導しアリーナへの入り口を映し出す・・・いよいよだ・・・。 Allright!! Tokyo〜!! You Wanted The Best!!,You Got The Best!! The Hottest Band In The World!!KIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIISS!! ちょっとブランクがあったが聞こえてきたのはギターのフィードバックだった・・・という事は・・・そう、"King Of The Night Time World"だ。 予想に反したリストだが、どうも事がスムーズに運ばない・・・ポールがどうにも元気がない。 カメラのアピールやファイヤートーチの炎は凄かったのだが、ポールはロクにジャンプも出来ず、左右へのサブステージの移動もなく、ジーンもナンだか汗びっしょり(いつもか?)。 ちょっとおかしいなと思いつつも新たなセットリストが目白押しで頭の切り替えが大変なほどだった、それだけ違和感の残るセットリストだったわけです。 "CHRISTINE SIXTEEN"は1978年以来のもの、"TEARS ARE FALLING"は1988年を見ていない自分は初の体験だった。 後半でポールはプロモでも有名な指ワイパーアクションをして見せた。 その他に特筆すべき曲は"ALL THE WAY"だろう。 ジーンの「いち、に、さん、しっ!」のカウントで始まった曲はポール言うようにveryvery earlydayな曲で、我々の様なOLD FANには堪らない曲だ。しかし会場の反応は鈍い・・・ 続く "CALLING DR. LOVE"の2番でハプニング・・・いきなり歌詞が"ALL THE WAY"なのである。 ♪And you wear it,'cause it fits you well〜I'll tell you what you want to hear For a dayまでフルにDR. LOVEの曲に乗せて歌ってしまった。 さすがにおかしいって事になり、黙りこくってしまうジーン、左のサブステージで振り向き苦笑いのポール・・・マイクに向かってサポートするかと思ったらそのままだった。(笑) 次になにが来るか判らないという状況で(先のオーストラリア公演でのセットリストは見ていたものの、曲順までは覚えていない)出てくる曲一つ一つに驚きがあり、そういう面では楽しめたと言ってよい。 ただMCで寸断されその緊張感が継続しない為ナンともノリが悪い状況だった・・・それは定番曲である"Detroit Rock City"で一旦終わるという違和感に代表されるものとテンポの遅さが今日の致命的なノリの悪さを物語っていた。 このテンポの悪さをなかなか払拭出来ず、なんとも消化不良な印象のまま初日が終わったのだった。 翌日のKISSは見違えるように素晴らしいステージを展開して見せた。 前日のノリの悪さの一因としてポールの体調不良を伝え聞き、ある程度納得した上で臨んだ武道館2日目だったが、果たして復調しているのだろうか?あのテンポが今のKISSのテンポなのではないか?とさまざまな思いが頭を巡った。 しかし今日のライヴはいきなりのヒートアップ。客席の埋まり具合は昨日と同等位、やはり2階席の上は埋まっていない・・大きなリングに見えるような空席だった・・・それでもだ。 オープニングは"Love Gun"。1988年のオープニング曲だ。薄々は期待していたが今までの来日公演のオープニングを再現してくれるのではないか?と漠然とした気持ちに若干の確信にも似たものを感じた瞬間だった。(続く公演は金沢を除いてこのLove Gunだったので、そういう期待はKISSに通じていなかったのだが・・・) ポールはというと明らかに動きが違っていた・・・高熱の翌日にあれだけの動きが出来るものなのか?とか半分疑いたくもなったが、そんな思いは吹き飛んでしまう程アクティヴに左右のサブステージまで上って腰を振りファンにアピールしていた。 見ている席は1階南という事もあってステージの全てがよく見えた、思ったとおりの良い席だった。ポール、ジーンに加えエリックの動きもよく見えスティックさばきも昨日のそれとは比較にならない程活気にあふれたものだった。 "DEUCE"〜"I LOVE IT LOUD"まで前日と変わらず、あぁ結局新しいものを期待する方が間違っているのか・・・と来た所でポールが「 DRESSED TO KILL」といいながら、ギターを押さえるポジションがどうやらあの曲の予感をさせつつ始まった曲は予想通り"C'MON AND LOVE ME"だった。「やったー!」と感極まる感情を最大限にして喜び次に続く夢のような曲の流れに身を任せ思う存分楽しんだ。 ".COLD GIN"ではしっかりとトミーがギターソロを展開し、そこにエースがいない寂しさを皆思い思いに重ねつつもしっかりとソロを再現してくれたトミーに大きな拍手が沸いた。 そして待ちにまった"LOVE HER ALL I CAN"が披露され、興奮は最高潮へ・・・。 "I WAS MADE FOR LOVIN' YOU"でのターザン・ポールも目の前のサブステージでしっかり堪能。あのパフォーマンスはどうだろうね、もう特別だよね。 確かに腹周りとか70年代とは比べ物にならない「迫力を増した」体つきになっている。しかしそれを感じさせないあの声量にパフォーマンス・・・あぁ何時までもポールだけは変わらないんだ・・と思わせてくれる。 3日目のこのサブステージでは最後になんだかヘンな倒れ方してヒヤリとさせたが何も無かったかのようにメインステージに戻っていった・・・タフだ(プロフェッショナルなんだろうね)。 "DETROIT ROCK CITY"で一旦ステージを去った後、ファンへの挨拶・・・そして始まる"GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU II"。 もう感極まって声が詰まってしまう・・・エンディングのところのアレンジがちょっと気にはなったが、会場の皆と大合唱になるこの曲はサイコーだと思えた。 (ライヴが終わった後に流れるSEとしても大好きだったけれど) "ROCK AND ROLL ALL NITE"では最後のギタークラッシュに目を奪われた。その瞬間気が付けばジーンもトミーも台がせりあがり、エリックのドラムセットばりに上に上がっているのだ・・・それでもポールに目を奪われていた。 初日の際にクルクルと回して受けるハズが誤って落としてしまい、その時既にネックとボディが折れてしまい、ステージに座り込んでボディだけパイロに合わせて叩きつけるような格好になったので、しっかりと受け取れるかそれだけが心配だった。 無事受け取り、ハンマを打ち付けるようにではなく、ぶん回してのパフォーマンス。決めでボデイを叩き付けて無事にクラッシュ。 もうギターは客席にはなぜずそのままハラリとステージに落とすのみ・・・そういえばピックも投げていないようだった。 そもそもマイクスタンドにピックが付いていないのか?と思ったが、正面から見たらちゃんとズラリと付いていた・・・今回のメインのピックは黒ピックだったので、よく見えなかったのだとこの時知る。 思えばターザンをする時の通路になる席はしっかりと柵で囲われ要らぬ騒ぎにならないように配慮されていた。 当初は「花道が出来るのでは?」と思われていたが、座席2シート分しかない幅でそれはないなと思い直した。 3日目のこの瞬間にはアリーナB4の2列目だったので紙ふぶきの真っ只中にいた・・・しかしナンダか今年も紙ふぶきが少ないなぁ。 FAREWELLが特別だったのだろうか・・・大きな口を開けて歌っていると紙ふぶきが口に入って来てしまう・・・そんな場面は皆無だった。 KISSの面々がステージを去って武道館3公演を終え、忙しく撤収が始まる中席の周りに落ちた紙ふぶきを甲子園の土さながらに集め、持ってきた袋に収める。 見るとナンダか紫や白が多い・・・しかも重なり合うようにして落ちている。 切った束のまま落ちてきているのではハラハラとは落ちてこないよな・・・こんなのも要因なんだろうか。それにしてもKISSのコンサートのエンディングはこの紙ふぶきを浴びる楽しみってのもあるんだろうな。 GOD GAVE ROCK AND ROLL TO YOU !! See You Next Time.... |