いよいよ、というかようやく・・KISS定番であるALIVEシリーズの第4弾!がリリースされる。 リユニオンツアーを終えた後リリースするのでは?と憶測が流れたが、意外にもオリジナルメンバーで出したのはスタジオアルバム(PSYCHO CIRCUS)だった。 リユニオンした際にアルバム契約枚数消化の為にライヴ盤は出るであろうが、それが一体何時なのかが判らなかった。 99年末より語られ出した"ALIVE IV"は今こうしてリリースされる段になった訳だ。 現リユニオンKISSでのライヴは既に発表されていて、2枚組の"PSYCHO CIRCUS"に6曲のライヴを収録したのだ。 ライブ音源は1998.12.12のTerre Haute公演と1998.12.13のIndianapolis公演で、"Psycho Circus","Let Me Go Rock and Roll","Into The Void","Within'","100,000Years","Black Diamond" が収録されている。 この音源を聞く限りでは最新アルバムの中から3曲収録されているので、まぁ良しという感じもするのだが肝心のライヴのセットリストがまるっきりリユニオン・レベルな印象を受けてしまう。 3Dとは言いながら眼鏡をかけてステージ後方のスクリーンを見るというようなもので、ライヴ感があってしかりな会場においてテレビを見るような感覚というのはあまりウケないのかもしれない。 あくまでも推測の話だけど・・・見ていないので・・・、たぶん実際に見ればそんなことも忘れて吹っ飛んでいるのでしょうけど。 いろいろ御託を並べてしまったがいかんせん期待が持てないライヴアルバムだという事がどうしても頭を掠めてしょうがない。 そんな気構えも必要なかったとばかりに実際に聞いた時にいい意味で期待を裏切ってくれると嬉しい。 ライヴ盤の古典ともなった"ALIVE !"はそのステージアクト、コスチューム、ギミックという視覚をあえてない世界でビッグヒットになったアルバムだ。 音だけで客をひきつけるそんな彼らの本質はここにあったハズだった。 "ALIVE II"は現在活躍するアーチストの多くが影響を受けたライヴアルバム。 ライヴアルバムでありながらも5曲の新曲をもフューチャーし、あの当時の勢いを真空パックにしたようなアルバムだった。 時は過ぎ90年代・・・自分も大人になった・・・充分。 そこに飛び込んでいたのがノーメイクな彼らのパワーが爆発している、"ALIVE III"である。 安直なジャケットのせいかなんともマイナーなアルバムのような気もしるが、内容は安定したプレイのブルース、シンガー効果で過去の曲も燦然と光り輝く楽曲となって帰ってきていた。 そして今、ALIVE伝説に新たな1枚が刻まれようとしている。 その出来上がりは自分の耳に問い掛けてみてもらいたい・・・こうご期待!! |