甲斐バンドBEATNIK TOUR 08-09 "THE ONE NIGHT STAND"の ファイナルである武道館公演を余すところなく伝える 最新・最強のライブDVD! |
DVDリリースを前にしてWOWOWで1時間30分枠で、この武道館公演は放映されている。 甲斐自身もKAI SURFに以下を緊急メッセージとしてファンに伝えた。 今回、WOWOWのために用意された90分のプログラム『甲斐バンド BEATNIK TOUR 08-09 THE ONE NIGHT STAND -武道館ファイナル・ライヴ-』。 90分という時間枠だからこそ可能な高画質でのハイビジョン・ライヴ映像ができあがった。映像スタッフと何度も練り直し、究極まで追求しつくしピックアップした作品群と、始まった途端、一時の予断も許さないスリリングで緊張感のあるライヴ・パフォーマンスは最後まで必ずや楽しめると思う。 エンジニア井上剛が新たにミックスを行い、さらにデジタル・リマスタリングをほどこしハイ・クオリティにサウンド・メイク。 これは「予告編」ではない。かといって後発されるDVDのプロモーション・ツールでもない。ハイビジョン・ライヴ映像による臨場感たっぷりの一作品だ。ぜひ楽しんでくれ。 甲斐よしひろ
甲斐の言葉にある通り、オンエア用・DVDリリース前のプロモーションという意識は一切なく、妥協の無いあの日を凝縮した番組だった。本放送に加え、同月に行われたリピート放送も録画したが、未だBru-rayレコーダを導入していないので、DVDに焼き落とすだけに留まってしまって残念でならない・・・そんなクオリティの高い映像だった。 さて、本作は待ちにまった甲斐バンドのラスト武道館ライヴを納めたDVDである。 しかもフル収録(MCはカットされているが・・・) 二枚組DVDで再現された「あの日の武道館」はどうだったか・・・もう、感動である。 確かに甲斐のヴォーカルは危うさが無い訳ではない、それでもあのバンドの数々の名曲思い切り魅せてくれたあの夜を、よくもここまで収録してくれたものだ、と思わざる得ない。 なんでここまで出来るバンドでのライヴを行わないのだろう・・・KISSの様に「いつか、また」となってはくれないものか・・・。 今になってで恥ずかしい事だが、甲斐がMCで言う「サンキュー甲斐バンドです」の言葉だが、「今夜も最後まで目一杯やるからね、最後まで楽しんでって欲しい」の前後に「for men」、「women」と言っているのに気がついた。 そうか・・・そう言っていたのか、何となく流れで聞き流してしまっていたようだ。何だかカッコいいな。 何と言ってもハズせないのが、Disc-2に納められたアンコールの内容にエンディング "HERO〜"で一旦ステージを後にしたあと、暗転した会場に聴こえてきたのは、あのギターのリズムだった。 続いて目の前にスルスルと降りてきたスクリーンに映し出された大森さんの姿は、一発で目を涙で潤ませた。 あの日のあの時の切ない感情が蘇ってくる時間がDVDにそのまま記録されている。 そして演奏が終わりステージ右袖に置かれたGibson ES-335へのピンスポット・・・次第に消え、バイクのエグゾーストノートから始まる胸いっぱいの愛"、完璧。 このシーンを見て甲斐バンドファンとして泣かずにいられようか・・・。 エンディング・クレジットにも大森さんの名とGibson 335が・・・甲斐バンドの集大成なのかなって思える瞬間だ。 BIG NIGHTの時はビデオもあまり繰り返し観ることもなかったのだが、このNEVER ENDは繰り返し観たくなる作品だ。 あの日の武道館に残念ながら行けなかった全ての甲斐ファンは勿論の事、武道館に参加した甲斐バンドファンにも必須アイテムとなった。 |