年巡 | 助六物語 | 其の他 | |
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寅年:1986年 これが一番最初に買った張子。 この時はまだこんなに買い続ける事になろうとは思っていなかったが、毎年一つ二つ増えていく度に将来の事を考えていったのかもしれないなぁと感慨深い品でもある。 歯の描かれ方が可愛いのと、体の模様の筆遣いが絶妙です。 ちなみにこの年甲斐バンドが解散して夏は腑抜けになっていました。 |
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卯年:1987年 翌年も同じように店に立ち寄ると昨年の寅同様の大きさで、可愛らしい張子があるのを発見。即したっけか・・・。 地が白いのでちょっと煤けてしまった(T-T)、ちょっと化粧直ししてあげたいモノ。 それでも、丸っこい井出達と色合いでお気に入りの一品 |
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辰年:1988年 辰(竜)がどの様なデザインになるのかとても興味があったんだけど、こうくるかーという感じでほっとしたっていうもの。 金色の玉?から頭だけ出しててウツボみたいに見えなくもないが、色合いも綺麗でいい感じ。 |
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巳年:1989年 これまた巳(蛇)をどの様に表現するのかおっかなびっくりだったんだけど、縁起物の白蛇でしたね。 蛇と言われれば大きく描かれた口元が蛇っぽく・・・ |
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午年:1990年 辰、巳と同じ系統のデザインだったので、今後はこういうものになちゃうのかなと思ってたら、従来と同じ系統になってナンだか安心した年だった。 四足動物はこうしたデザインの方が何となく安心できてしまうのは、なんでだろうか・・。 それにしてもあまりにも普通で面白みがないかなぁ。 |
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未年:1991年 昨年の安心感はどこへやら未年の張子は生成りだった。 羊っぽいと言えばっぽいが、シンプル過ぎて拍子抜けしてしまったのも事実。 背中に「寿」の文字もなく、何となく手が抜けてるのかな・・・と思いながらも、角の作り込みは見事だなって思える。 |
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申年:1992年 自分の中で現在のワースト1はこの1992年版の申(猿)なのである。 ものすごーくリアルで感情がない顔つきなのだ。怖い。 コメントのしようがないのである。 |
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酉年:1993年 この年にKen誕生。 落ち着きのなさそうな鳥・・・そんなイメージ通り小さい頃は扱いが大変だったよなぁ・・・と振り返ってみる。 張子自体は初めて頭が体から浮いてる感じのもので、鳥をデザインするには成る程といえるもの。 未年(1991年)と同様に素の地に色和紙を張って鶏冠、尾、羽などを表現している。 シンプルなんだけど凝った作りで唸るものあり。 口先の黄色だけは着色している。 |
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戌年:1994年 まぁ犬である・・・寿の文字も何もない焼き物では、もはや何かの置物と変わりがないのである。 ちょっとこれは異質っていうより、違うシリーズのような気がしてならない、思い入れがある意味まったくないものになってしまっている。 |
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猪年:1995年 この辺りは焼き物ばっかりだったような気がするなぁ。 すごくコンパクトに仕上がっていて、この流れで一通り揃えてみたいと思ったのもこの頃。 それまでは頑なに「張子で揃える!!」だったのだが、二通りあるならば二種類で揃えればいいじゃんと割り切れるようになって、なんだか気が晴れた感じがしたっけ。 |
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子年:1996年 この年はSyunが生まれた年だったので、混雑を避けて一人で買いに行ったっけ。 もう見慣れてしまった素材感ながら、子(みずみ)らしく小さく低い姿勢の張子。 耳と鼻先が赤くなって背中に「寿」の文字があって、しっぽも「らしく」長いひも状のものになっていて感じが出ている。 |
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丑年:1997年 赤べこですな、モロ。 なもんでとても風情があります、ハマりすぎといえばそのまんま。 真っ赤ではなく淡い感じの色合いで、凄く落ち着きのある出来栄えです。 これは色を塗っているのではなく、生成り素材の上に色紙を張って鼻先だけ抜いているんですよね。手が込んでる。 俵?を担いでいるのも縁起物っぽく、守り神らしい姿で良いですね。 |
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寅年:1998年 多分高い方の張子シリーズ。 江戸玩具は小さい方が高価なのだ。 その昔、庶民にこうしたものは贅沢品であった為、小さく目立たなくして家の中でひな祭り等を飾った事に由来しているらしい。 それにしても小さい・・・(T-T) ちょっと他とのバランスが悪いので弐群になっている。次の寅は焼き物に決定である。 |
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卯年:1999年 この卯(兎)は耳が長く壱群にしている張子と比べて遜色ない出来栄え。 残念な事に保管が悪く耳を折ってしまったので、修復してある。 こうして張子も良さ気なものが続いてしまうと、参群に繋がっていくんだろうなぁ。 まぁ続いていくことはいい事なんだけどね。 |
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辰年:2000年 壱群に比べよりリアリティがある張子。 色合いから中国の出し物っぽいイメージがある。 これも残念な事に角を一本折ってしまったので、修復してある。(でも修復したようには見えないハズ) 体は銀で背に「寿」が赤で書かれてあり、両脇には水色で渦巻きが描かれている。 デザイン的には今一歩? |
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巳年:2001年 前回の張子と同じようなデザインで、金色の玉?の中から首を出している焼き物。 顔は何とも言えないもので、ちょっとイマイチ感が強い。 自分の中でワーストの範囲にいるモノ。 せっかく21世紀始まりの年なのに・・・・残念。 |
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午年:2002年 こっちは張子と焼き物でダブらないように買い出した頃のもの。 なので午は焼き物になっている。 しかし、可愛い気の無い顔つきである。 |
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未年:2003年 まぁこんなもんかなって感じの焼き物。 やっぱり好みは張子なんだなぁ、実際問題。 顔つきはリアルじゃないほうがいいんだけど、結構リアルかも・・・。 |
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申年:2004年 この申年は2巡目になる2004年にしたもので、1巡目と同じく焼き物になっている。 顔立ちは可愛らしくこれなら飾れるという感じ。 それだけ最初の申年のは好きになれなかった・・・。 2巡共焼き物って事もあって、次の申年は張子必須となるのである。 |
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酉年:2005年 悪夢のようだった弐群の申に比べ焼き物の中でベスト1に考えている出来栄えの酉(鳥)である。 顔つきは照りがあってとても綺麗。 体つきも今までとは違った切り出し方をしていて、首の所がすぱっとなっていて、尻の方は上げてあって尻尾が掘って表現されている。 純白の体に寿の字が何ともおめでたい一品である。 みんなこんなのだといいんだけどなぁ。 |
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戌年:2006年 1巡目(年)は焼き物だったので、今回は張子を買った。 戌(犬)って何となく普通に見えてしまうので、あまりインパクトがないのだけど、細かく色が塗られていて出来は良い。 背中に巻かれた色紙に「寿」と書いてあって豪華に見えます。 見えない腹の部分に初めて「仲見世 助六」と書いてあるのを見ました。 |
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猪年:2007年 1巡目(年)は焼き物だったので、今回の2順目は張子を買った。 今回は天然素材っぽいシンプルな出来栄えの可愛いヤツでした。 店先入ってすぐの所のウィンドウ内にディスプレイされていたのを見て、「これこれ!」とその出来栄えに嬉しくなって、かみさんに早く買ってきて!と言ってました。 昨年に続き、腹には「仲見世 助六」と記されています。味わいありますね、こういうのって。 |
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子年:2008年 この年でSyunも年男12歳です。あっという間だったなぁ、と感慨深い気持ちです。 1996年が張子だったので、焼き物をと思いながらいつもの1月3日に出掛けていったのだけれど、売り切れてしまっていました。 やっぱり年末に行くか取り置きしてもらうしかないかなー。 |
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丑年:2009年 今回の丑は焼き物狙いだったので2008年末に買いに行った。 無事焼き物をゲットして24個目を買い揃えた事になる・・・24年か、一言で片付けちゃうと簡単なんだけれど、長い。 結局2巡したのだが、張り子・焼き物の好き嫌い、良し悪しを含め2組揃っている訳ではないので、3巡目で調整ということになる。 36年目を目指して・・・。 |
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寅年:2010年 早いもので寅は3つ目。 という事で通いだして3順目に突入したということになる。 最初にしたのが1986年、次が1998年で両方共張り子だったので今回は焼き物の方狙いだったのだが、電話して取り置きしてもらうのをさぼってしまった為、大晦日に買いに行ったら既に売り切れてしまっていた。 とはいうものの、ガラスケースに飾られていたこの張り子のデザインを見て「張り子のも欲しいな」って思っていたので、焼き物が買えなかった残念さは少なくて、満足感があったのも事実。 しかし焼き物で揃えるのは12年後ですか・・・(^-^;;; |
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卯年:2011年 1987年と1999年はいずれも張り子だったので、今回は焼き物狙いで2010年末に。 最近の小ぶりな焼き物のイメージに沿って可愛らしいデザインのものだった。 背の寿もいい感じで入っている耳が立っていないところがミソか・・・。 ようやく焼き物が手に入って嬉しい。 丑と寅の時に今まで使っていた紫色の布が無くなってしまったので、レタッチでごまかしていたが、今回は諦めて背景紙を印刷してデジ一眼で接写。 やっぱり綺麗。満足。 |
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辰年:2012年 ずっと張子だったので、今回は焼き物狙いで年末に買いに行った。 そうしたら張り子もかなり良いデザイン。両方買うのもなぁと思い断腸の思いで焼き物を。 年明けの年始の時にやっぱり張り子も買おう!って立ち寄ったら、見事に売り切れていた。 12年後に出会えるか判らないので、残念至極。 それでも焼き物のシリーズで良いデザインの辰に出会えて良かった。 今年は4回目の年男です・・・。 |
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巳年:2013年 ここに来て新しいシリーズに参入?!。 木の台がついた一回り小さなシリーズのようで、他のものも手に入れやすそうな感じだ。 いつもの張り子風のものより高いものになるのだが、今は3巡目になっているので新しいシリーズで揃えるのもアリだなと。 もうちょっと早く買いに行けば良かったのだけれど、このデザインはとっても良いと思う。 |
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午年:2014年 今回の午は焼き物が無く、いつもの張子と昨年から揃え始めた板付きのシリーズの二種だった。 どちらも捨てがたく危うく両方買いそうになったが、毎年一つ一つ買い揃えるのが味なので止めておいた。 この形にしてちゃんと首が動く仕掛けになっている。素晴らしいね。 |
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未年:2015年 今回の未年は可愛いデザインのものになってます。 このシリーズになって小ぶりになっているけれど、この造形はめちゃいいですね。 未年ではこれがベストかな。 |
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申年:2016年 もはやこの板付シリーズは最強かなと思える出来。 申はどういう風になるのかと思ったら、まさかの「正座」でした。行儀が良い。 張子の申が無いのが残念ですが、昨年に続いて当たりな感じの出来です。 |
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酉年:2017年 もう最高でしょう。 この造形、バランス。 ただ年々値段が上がっていっている感じがしますが、気のせいでしょうか? 縁起物なので値段じゃないんですけどね。 もう3周目も終盤。 助六さんにもがんばってもらって、4週目も・・・。 |
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戌年:2018年 今回の戌はお茶目な戌です。 ベロ出してますよ、今までにないくだけた感じでいいですね。 こういう洒落っ気があるのが堪らないです。 早いものでこの板付のシリーズも6年目。 年が経つのは早いなと感じますが、ますます加速しているように思います。 |
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猪年:2019年 今までの猪で一番気に入った姿をしている。 やっぱりこのシリーズはいいなぁ、と思っていたらショックなニュースが。 今日(2018/12/22)にお店に伺った時は六代目がお店番だったのですが、飾り棚からこれを出してくださった時に「今年でこれは最後になります」と・・・・。 どうやら職人さんから板付の張り子はもう作れないと言われたようで・・。 焼き物のは最近目もくれずにこのシリーズ一点買いなもので、どんな感じで出ているか知らないんですよね。 来年からどうしようかな。 |
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子年:2020年 昨年で終わってしまった「板付」のシリーズの代わりに見つけたのがこれ。 張り子とは違ったちょっと重量感もある、可愛らしいネズミです。 体にある模様が細かくてとても綺麗な仕上げになっています。 |
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丑年:2021年 コロナ禍で年末に行くのは気が気ではないので、早めに出かけていって買ってきました。 綺麗な赤べこですね。 ここに来て焼き物復活です。ここまでで36個、3巡しました。 早いものですね・・・私もかみさんももうすぐ57歳です。 最初に買ったのが1986年の寅で、当時は22歳の頃です。 まだ結婚前でしたが、ここまで買い続けるなんて思ってもいなかったです。 |
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寅年:2022年 4巡目となりました。 寅年は結婚前に二人で初めていった初詣でしたので、思い出深いですね。 近年買いそろえようと思っていた板付きが制作できなくなって、毎年どんなになるのだろうと思いながら店に赴くのですが、今回はなんと焼き物でした。 それもとても可愛らしい寅です。 日頃の嫌なことも吹き飛ばしてくれそうな感じです。 問題は4巡目に入って飾り棚が無いという事です・・・一年はTV台に飾るので現実味がでるのは来年です。 |
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卯年:2023年 卯年は張り子が多いのですが、今回も張り子でした。 張り子のデザインは最初の1987年のが好みですが、今回のは頭の部分がかなり特異な形してます(笑) ちょっとびっくりな形状ですが、何だか大きく作風が変わりました。 多分木型作って和紙を張り固め割ってから真ん中を繋いでいるんだと思うんだけど、どうしてこの形になったんだろうなぁ・・・ 変わってて面白いですが、並べてみると違和感あります・・・どっちかというと「今風」なんでしょうかね。 それにしても毎回型が変わるってのも面白いですよね。 |